...祖母は榻(いす)の側(そば)に坐していろんな面白い昔話をしてくれた...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...三月二十一日愚陀仏虚子様榻下梅散つてそゞろなつかしむ新俳句前にも言った通り『新俳句』は我ら仲間の一番最初の句集で...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...榻(ねだい)を置く位の所はあります...
田中貢太郎 「黄英」
...早く往って捲いて来い」主翁はしかたなく榻(ねだい)の方へ歩いて往った...
田中貢太郎 「黄燈」
...榻(ねだい)に寝た女が蒼白(あおじろ)い左手を張り...
田中貢太郎 「黄燈」
...榻の醜怪な容(さま)が眼に入(い)ると...
田中貢太郎 「黄燈」
...女の子は静かに榻(ねだい)の上へあがって...
田中貢太郎 「蘇生」
...彼は榻の上へあがって眼をつむっていたが...
田中貢太郎 「蘇生」
...女は榻にあがって横になるなり...
田中貢太郎 「竇氏」
...喬生が人間の骸骨(がいこつ)と抱き合って榻(ねだい)に腰をかけていたが...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...その人が周の榻(ねだい)の前へ来るなり...
田中貢太郎 「涼亭」
...竇は友人と榻(ねだい)を一つにして寝ていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...速かに我を臥榻に就かしめよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
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萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...ストンと榻から飛びおりた...
久生十蘭 「金狼」
...自身は褥榻(ツーマン)の上に長々と身を投げかけながら...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...抱レ腰忙扶上二綉榻一解レ衣之際...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
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三好達治 「一點鐘」
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