...紫の臥榻(ぐわたふ)の上に横はつて居た...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...重圈をなせる榻列(たふれつ)の石級を覆へり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...百夜(もゝよ)の榻(しぢ)の端書(はしがき)につれなき君を怨みわびて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...百夜(もゝよ)の榻(しぢ)の端(はし)がきに...
高山樗牛 「瀧口入道」
...縁から三尺ばかり離れた土間に榻(こしかけ)を置いてシロオテの席となした...
太宰治 「地球図」
...歩卒ふたり左右からさしはさみ助けて、榻につかせた...
太宰治 「地球図」
...これでお別れいたします」愛卿の霊は泣きながら榻(ねだい)をおりた...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...そこで孔生は泊ることにして少年と榻(ねだい)をともにして寝たが...
田中貢太郎 「嬌娜」
...その家はきっと不思議なことがあって蛙がたくさんきて几(つくえ)や榻(ねだい)であそんだり...
田中貢太郎 「青蛙神」
...曾はくたびれたので榻(ねだい)の間に寝た...
田中貢太郎 「続黄梁」
...また物の気配がして榻にあがってくる物の衣摺(きぬずれ)のおとがした...
田中貢太郎 「蘇生」
...」そこで二人は榻(ねだい)を並べて寝た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...榻の上を見ても血の痕(あと)はなかった...
田中貢太郎 「陸判」
...少女が榻の上に寝ているのについたのです」蓮香は黙々としてそれを聞きながら心に思うことがあるようなふうであった...
田中貢太郎 「蓮香」
... 390彼今中に閨房に美なる臥榻に横はり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...樹下の榻に憩ひミルボオが短篇小説集ピープドシードルを読む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...太い榻子(とうし)に凭(よ)りかかって...
服部之総 「空罎」
...予は褥榻のところへ跳んでゆき...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??