...わたしはイギリスのクリスマスの催しごとについて概括的な観察をしたので...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...その方が概括的で...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...俳句は概括的に遣って退(の)ける...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...ほんの概括的にこれだけのことを書き留めておく...
谷崎潤一郎 「純粋に「日本的」な「鏡花世界」」
...極めて概括的な考え方をしてみたに過ぎないので...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...ヒューマニズムこそは近代文化・近世思想・の概括的な底流なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...概念を概括的観念の略称ででもあるように思っている常識は今は問題にならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...相川春喜が社会科学関係をそれぞれ受持って多少概括的な経過報告を試みた...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...裏側からの概括的な発言をしてしまった...
豊島与志雄 「今日の条件」
...やや概括的なものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...以上、私は概括的に、我が国大衆文芸の発達史、及びそれに加うるにその各々の種類を説明し終えた...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...概括的にこの單純にして把握し易き理論を發表したが...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...それと同じく遠慮と遂行(すいこう)の程度は概括的に定めることはほとんど不可能である...
新渡戸稲造 「自警録」
...今仮(か)りに概括的美の標準と名づく...
正岡子規 「俳諧大要」
...一般に学問知識ある者の標準は概括的標準に近似する者なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...そのいはゆる模寫説に關して概括的に次のやうに言つておきたい...
三木清 「認識論」
...概括的事実としてこれを味わってみたものかと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...概括的な史料すらもっていないが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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