...バンドのメンバーとして、彼は楽手として最高の演奏を披露した...
...この曲では二人の楽手が対決するシーンがある...
...ヨーロッパでは古くから楽手たちが宮廷で修行し、演奏家としての道を歩んできた...
...バイオリンの楽譜には、先頭に楽手の名前が書かれることがある...
...楽手達は一体感を持ちながら演奏を行い、聴衆を魅了する...
...するとそこには年の若い軍楽隊(ぐんがくたい)の楽手(がくしゅ)が一人(ひとり)甲板の上に腹ばいになり...
芥川龍之介 「三つの窓」
...この楽手に優しい言葉をかけた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...……しかしその若い楽手ももう今ではメエン・マストの根もとに中(あた)った砲弾のために死骸(しがい)になって横になっていた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...……若い楽手(がくしゅ)の戦死に対するK中尉の心もちはこの海戦の前の出来事の記憶と対照を作らずにいる訣(わけ)はなかった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...従って楽手の死骸の前には何かあらゆる戦いを終った静かさを感じずにはいられなかった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...羅馬(ローマ)字を裏から見るような露西亜語のびらを自動車の腹へ掛けて、三人の楽手が、それでもみずからの貧しい旋律に十分陶酔して疾駆し去った...
谷譲次 「踊る地平線」
...楽手は、全然テンポの違った二つの楽を奏さなければならない...
谷譲次 「踊る地平線」
...永遠の婚礼の楽手たる春風は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宮廷楽手を養成するコンヴィクトに入り...
野村胡堂 「楽聖物語」
...守備隊の軍楽手が奏する悲しい楽(がく)の音(ね)が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...街の活動写真館の楽手を師匠にしてラツパの練習に余念のない晩もあつた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...楽手は皆々遠慮深く息を殺して...
牧野信一 「円卓子での話」
...比律賓(ヒリッピン)から夏場の稼ぎに来ていた楽手達も...
水上滝太郎 「九月一日」
...楽堂の片隅に身を狭(せば)めながら自分相応の小さな楽器を執って有名無名の多数の楽手が人生を奏(かな)でる大管絃楽の複音律(シンフォニイ)に微(かす)かな一音を添えようとするのが私の志(こころざし)である...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...貂蝉が再び起つと、教坊の楽手は、さらに粋を競って弾じ、彼女は、舞いながら哀々(あいあい)と歌い出した...
吉川英治 「三国志」
...楽手(がくしゅ)や歌姫がならび...
吉川英治 「新・水滸伝」
...楽手寮(がくしゅりょう)など数えていったら限りもないほどである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...従って同一の享楽手段を有つであろうが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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