...孜々として彼等の新らしい家を建つることに急いだ...
石川啄木 「所謂今度の事」
...この頃に孜孜(しし)として研鑽を重ねたひとが後に名をなしたのです...
上村松園 「明治懐顧」
......
高木貞治 「蟻説」
...孜々(しゝ)として自然の神秘に向つて進んで行く人のするのを時として見かける...
田山録弥 「エンジンの響」
...孜々(しし)として仁術を続け...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...孜々として大臣学を修め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...おのが生の道筋を気長に孜々(しし)として掘っている同類の人々とも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...独力で孜々として今日の地位を築いてこられたことも...
豊島与志雄 「道標」
...生活のため図書館に勤めながら孜々として勉強していました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...北斎の山水中に見出さるる人物は皆孜々(しし)として労役す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「身を修め藝を研く」の古訓を守り孜々として修養して來た...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...研究者の孜々たる努力と...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...父母の訓誨に従(したがっ)て孜々(しし)勉励...
慶応義塾 「修身要領」
...彼が日常孜々として小事に勵み...
吉川英治 「折々の記」
...孜々(しし)と造船していたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々(しし)として降し...
吉川英治 「新書太閤記」
...一、会館ハ辰半(タツハン)ニ入(イリ)、未刻(ヒツジノコク)ニ退(シリゾ)ク可(ベシ)一、書策ハ謹(ツツシン)デ之(コレ)ヲ汚穢(オエ)紛失(フンシツ)スベカラズ一、文ヲ論ジ事ヲ考フルニ各力ヲ竭(ツク)シ、モシ他ヲ駁(バク)ス所アラバ、虚心(キヨシン)之(コレ)ヲ議シテ独見ヲ執(ト)ルナカレ一、席ニ在(ア)ツテハ怠惰(タイダ)放肆(ホウシ)ナルナカレこの曠世(こうせい)の文業(ぶんぎょう)に、光圀を扶翼(ふよく)して、蒐書(しゅうしょ)や研究や編修の実務にあたった人々としては、人見又左、吉弘元常(よしひろもとつね)などをはじめとして、板垣矩(いたがきのり)、中村帆(なかむらはん)、岡部仙(おかべせん)、松田効(まつだこう)、小宅順(こやけじゅん)、田中犀東(たなかさいとう)など以下、筆生(ひっせい)だけでも十余名が、机をならべて、孜々(しし)、旧記を抜抄(ばっしょう)したり、原稿の清書にあたったりしていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...孜々(しし)として...
吉川英治 「宮本武蔵」
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