...涙を流して僕には背を向けて孜々(せつせ)と握るんです...
石川啄木 「雲は天才である」
...孜々として大臣学を修め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...独力で孜々として今日の地位を築いてこられたことも...
豊島与志雄 「道標」
...北斎の山水中に見出さるる人物は皆孜々(しし)として労役す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...孜々(しし)として東京市の風景を毀損(きそん)する事に勉めているが...
永井荷風 「日和下駄」
...研究者の孜々たる努力と...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...ただ一片の不平心を慰めんがために孜々(しし)として...
福沢諭吉 「学者安心論」
...夜ふけまで小さなホテルの片隅で孜々として仕事をしてゐたリルケの部屋から洩れてゐたあかりだつたのだ...
堀辰雄 「一插話」
...Q川は隣接するS川と終日終夜分水界の争奪に孜々としてゐた...
横光利一 「静かなる羅列」
...孜々(しし)として夕方も暗くなるまで働いている様子があった...
吉川英治 「鬼」
...金は惡魔的に孜々として描き出す...
吉川英治 「折々の記」
...朝夕にこれらの次の中堅(ちゅうけん)を孜々錬成(ししれんせい)の真っ最中であったということもできよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々(しし)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...御工事を孜々(しし)と競(きそ)いおるとの由...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々営々(ししえいえい)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々(しし)として...
吉川英治 「親鸞」
...学徳の切磋(せっさ)に孜々(しし)たる頃であった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...かれが孜々(しし)と書き綴(つづ)っていたものは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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