...この故に落寞たる人生を十分に享楽する為には...
芥川龍之介 「僻見」
...僕はけっして道楽する考えで...
伊藤左千夫 「去年」
...友を求めて共に歓楽するを喜ぶ...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...これを享楽する心もちになる事が...
高浜虚子 「俳句への道」
...また科学者で芸術を鑑賞し享楽する者もずいぶんある...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...中にはわざわざ彼女達につかまって田の泥を塗られることの快感を享楽するために出かける人もあるという話を聞いたことがあったようである...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...そのかわりに正真な連句進行の旋律を認識し享楽することができはしないかと思うのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...自然を享楽する意味合よりも...
豊島与志雄 「風俗時評」
...八五郎の逢曳(あいびき)? を享楽する心持(こころもち)に引(ひ)き摺(ず)られて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...といったようなものを享楽するためでもあろうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...その感じを更に強め享楽するために...
宮本百合子 「雨と子供」
...もはや平和を享楽することのできないものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...享受し享楽することだけである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又は純粋なる愛を婦人と共に享楽する機会を永遠に奪われているかのように見えます...
夢野久作 「鼻の表現」
...そして彼と玄徳との交わりは、日をおうほど親密の度を加え、朝に出るにも車を共にし、宴楽するにも、常に席を一つにしていた...
吉川英治 「三国志」
...マ氏、ぼく、H氏などは、それら卓の対岸に、ただ食べてばかりいる一連の賢兄たちを、あわれむかのように、盞を上げて、見よがしに、享楽する...
吉川英治 「随筆 新平家」
...読者は娯楽するところに娯楽し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そして貧に自楽することを知って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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