...軒(のき)に匂(かんば)しく鶯(うぐひす)の声いと楽しげなるに...
饗庭篁村 「隅田の春」
...それ以上に楽しげな幸福な人々はまたとなかったに違いない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...」と友人は楽しげなほほえみを見せる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...楽しげなフロリダの風土からイングランドの田舎町の侘びしい生活に喜々として転じはしない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...あどけない顔には楽しげな微笑みが浮かんでいる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...楽しげな毎日を送っていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...楽しげな日の光が...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...満ち足りたような楽しげな老人のようすだった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どこか楽しげな口調である...
火野葦平 「花と龍」
...とても楽しげな表情だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...急がぬ楽しげないとなみが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...それはなんとなく賑やかで楽しげな声である...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...楽しげな早春の夜...
宮本百合子 「結婚問題に就て考慮する迄」
...かくも楽しげな様子を見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身も心もぴったりと倚り合った親子三人のむつまじい楽しげな姿...
山本周五郎 「菊千代抄」
...楽しげな鳥の声が方々から聞こえるようになりました...
夢野久作 「虫の生命」
...その余りにも楽しげな主客の笑い声に...
吉川英治 「大岡越前」
...五劫(ごこう)思惟(しい)の苗(なわ)しろに兆載(ちょうさい)永田(えいでん)のしろとして一念帰命(きみょう)の苗を植え念々称名(しょうみょう)の水をかけ往生(おうじょう)の秋になりぬれば実りを見るこそうれしけれ四親鸞の歌う楽しげな節につり込まれて...
吉川英治 「親鸞」
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