...彼女の美しさは極致だ...
...このコーヒーの味は極致に淹れられている...
...彼はサッカーに才能があり、その技術は極致だ...
...彼は簡潔で明瞭な文章を書き、時には極致に近いものを生み出す...
...この小説は心に響くストーリーがあり、感動の極致を味わえる...
...それはつねにこの世の芸術の極致の境にひろがっている能楽です...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...詰(つま)り石は生の極致だね...
薄田泣菫 「茶話」
...「これが風流の極致だつてさ...
太宰治 「お伽草紙」
...――美少年だ! 僕は君の瞳(ひとみ)のなかにフレキシビリティの極致を見たような気がする...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...動員体制とはつまり戦時体制の極致であるわけだから...
戸坂潤 「思想動員論」
...認識の極致が到達され...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それこそ凡そ芸術の極致であろうが...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...最高の極致にあるものは別として普通には...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...「埋葬曲」は洋琴(ピアノ)作曲家として何人(なんびと)も企て及ばざる Chopin が藝術の極致を示したもので...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...観測の精度の極致をつくして重力を測って...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...(それだから、文芸の極致は、時代によって推移するものと解釈するのが、もっとも論理的なのであります)文芸が極致に達したときに、これに接するものはもしこれに接し得るだけの機縁が熟していれば、還元的感化を受けます...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...達し難き感情の極致を...
野村胡堂 「楽聖物語」
...女の美しさの極致は...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...父子兄弟の関係においてその極致を経験しなかったわけでは決してない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間のはたらかし得る生命の極致を発したせつなの「美」ここに極まるというしかあるまい...
吉川英治 「上杉謙信」
...きょうはことに壮美(そうび)の極致(きょくち)にえがきだされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...勇の極致は、すずやかだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...調和の極致であるような...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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