...楮幣洋銀の差大に起りて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...あらたに御発行なされた“楮幣(ちょへい)”と申す貨幣なのだぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...ひろく朝廷から発せられた楮幣と申す銭(ぜに)なのだ」「で...
吉川英治 「私本太平記」
...「――どうして楮幣がいけねえんだ?」と問いつめる彼ら私兵の言い分は間違っていない...
吉川英治 「私本太平記」
...こやつも楮幣に不服なのか...
吉川英治 「私本太平記」
...手前どものいただいている楮幣は町で費(つか)ってもよろしいンでございましょうか」と...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣を悪くいったんですかえ」「それあ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣拒否罪だったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...おらあ」「楮幣の科(とが)で入った者はみんな河原で首になるって噂ですが」「なると思ってたらいいじゃねえかよ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣裏付けの信用にもなり...
吉川英治 「私本太平記」
...新しい銭札(せんさつ)の楮幣(ちょへい)がいっぱいにつまっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣五百文は銭(ぜに)五百文と同様に通用する...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣と引き替えで売ってやろう」遊女(あそびめ)たちはやや色めいた...
吉川英治 「私本太平記」
...三人抜くと楮幣(ちょへい)が十枚...
吉川英治 「私本太平記」
...文庫の楮幣もあらまし懸賞に出て行って...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣を紙きれ扱いにして...
吉川英治 「私本太平記」
...じつは武具仲買の大手筋が、楮幣払いでなら、ここで漆(うるし)一千斤(きん)、革(かわ)五百枚の大注文を出すといっていたんだが、つい断わってしまったばかりさ」おおむね、こんな話なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣人気が沸(わ)いてきたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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