...やれ嬉しやと路を問へば、『棚倉街道なり、古關の蹟へは、後戻りせざるべからず』といふ...
大町桂月 「白河の關」
...棚倉街道を取りて...
大町桂月 「白河の七日」
...それから磐城の棚倉の方へと出て行く途中にあるのである...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...」小笠原長昌は前年九月十四日に陸奥国棚倉より徙(うつ)された...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...黒川は「棚倉」と註してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼の輓詩を寄せた棚倉侯の外に数多(すうた)あつたことは勿論である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...塾生中の主なるものは掛川の宮崎健斎、上田の小島順貞(じゆんてい)、対馬の塩田良三(りやうさん)、弘前の小野道悦、福山の内田養三、斎木文礼、岡西養玄、家守某(いへもりぼう)、備中国松山の柳井柳仙、久留米の平川良衛(りやうゑい)、棚倉の石川良宅、上野国高林の松本文粋、新発田(しばた)の寺崎某、山形の志村玄叔等で、其他猶津山、忍(をし)、庄内等の子弟があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いわんや奥州の棚倉などいうような所へ...
柳田國男 「名字の話」
...鵜飼三四郎が棚倉伝八郎初め十余名の浪人者と斬り合っている...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...中の一人は棚倉伝八郎である...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...T「不具戴天の父の敵覚悟しろ――」棚倉呆れたが...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...棚倉が、T「盗人で御座る」と呼んで捕方と共に追う...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...棚倉が微笑んだ...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...S=お絹の家棚倉伝八郎と門弟の一人がお絹を口説いて居る...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...三次が受け取ってよくよく見れば棚倉の持物...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...S=棚倉宅棚倉がお絹の腕を掴んだ...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...S=棚倉宅三次門弟相手に...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...玉室を奥州棚倉へ流刑に処した...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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