...――棕櫚竹を伐つて貰ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...そして密(マヽ)柑があつて(白船居)どうやら霽れさうな松のみどり沖から白帆の霽れてくる埋立地のそここゝ咲いてゐる頬かむりして夏めく風にそよいでる棕櫚竹の一本を伐る西瓜とパヽイヤとさて何を添へようか(白船居)春蘭そうして新聞むつまじく白髪となつてゐられる□星も見えない旅をつゞけてゐる□・岩へふんどし干してをいて・若葉のしづくで笠のしづくでよく話した...
種田山頭火 「行乞記」
...棕櫚竹の杖はうれしい...
種田山頭火 「行乞記」
...勘定場の両側の大きな棕櫚竹...
豊島与志雄 「月かげ」
...棕櫚竹の鉢植が幾つも並んでいたが...
豊島与志雄 「波多野邸」
...なぜ棕櫚竹ばかりなんだ...
豊島与志雄 「波多野邸」
...土間の棕櫚竹の鉢植えのそばで...
豊島与志雄 「非情の愛」
...棕櫚竹(しゅろちく)の鉢植えの陰になっているテーブルのほうへ行った...
松本泰 「宝石の序曲」
...御病気はなさらなくって?」棕櫚竹の葉のなだれかかった窓際で...
横光利一 「旅愁」
...」千鶴子は人目を避ける風に棕櫚竹の葉蔭で声をひそめ矢代に訊ねた...
横光利一 「旅愁」
...棕櫚竹(しゆろちく)の大きい鉢が二つ置いてあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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