...それから七兵衛の泥棒根性と...
中里介山 「大菩薩峠」
...泥棒根性とを持っていることをみんなが言う...
中里介山 「大菩薩峠」
...この毛唐め、図々しい毛唐、泥棒根性の毛唐、こんな奴は痛しめろ! というような声で、引摺りながら、いい気になって、ぴしぴしとひっぱたいている...
中里介山 「大菩薩峠」
...「博勞(ばくらう)なんちい奴等(やつら)は泥棒根性(どろぼうこんじやう)無(な)くつちや出來(でき)ね商賣(しやうべえ)だな...
長塚節 「土」
...紳士の体面を傷(きずつ)けざる範囲内において泥棒根性を発揮せんとせっかくの紳士が紳士として通用しなくなる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...こんな人が世の中に充満している以上は長火鉢事件をもって主人に泥棒根性があると断定する訳には行かぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...天下の人にはみんな泥棒根性がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鉄棒根性を抛(な)げすてた友情があった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...泥棒根性のある子だ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...泥棒根性があるなどと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...超特級の泥棒根性なんだか……無賃乗車で行って用を足して引返して来て...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...泥棒根性は、もちろん、日本人だけの専賣ではない...
吉川英治 「折々の記」
...たれの中にも、泥棒根性はある...
吉川英治 「折々の記」
...泥棒根性や惡智を豐富に持つ者たちである...
吉川英治 「折々の記」
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