...或は足利(あしかが)三代の木像(もくぞう)の首を斬(き)りこれを梟(きょう)するなど...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...この梟ヶ嶽の頭を肩へ下り口に立ってござる...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...梟が鳴くんですかねえ...
泉鏡花 「縁結び」
...梟(ふくろう)の様に陰険で醜怪なものに見えた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...死骸は楊華津頭に頭首と四肢とべつべつに梟せられた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あちらこちらで梟(ふくろう)がホーホーと啼(な)いて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...首の梟しは大抵三日二夜に限ったものだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...名人大六雲鼎「人形の首を梟(さら)した...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
......
槇本楠郎 「赤い旗」
...どこやら切りに梟の声が聞えて来...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...上野の森では毎年春の末より秋の半ばへかけて必ず梟が鳴く...
正岡子規 「病牀六尺」
...雀どもが梟をからかおうとして...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...梟は粗忽(そこつ)で真黒々に染めてしまった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...斬っては路傍に梟(か)けながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして飯田の木戸に梟(か)けさせたというのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...汝の首(こうべ)を薙刀(なぎなた)の先に梟(か)けて...
吉川英治 「親鸞」
...梟よりは更に寂び...
若山牧水 「比叡山」
...梟(ふくろ)ありしのみ...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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