...梟(ふくろう)が破壊した塔から鳴くのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...梟勁を以て知られたる甲斐源氏の一党...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...」昼も梟(ふくろう)が鳴交わした...
泉鏡花 「瓜の涙」
...鳴き梟は声をあげ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それは鵞鳥のガーガーごえや梟のホーホーより立ちまさって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...物を蔵する言語とを有せりさればかろくして責なきその声のひびきのなやましさよ聞くに堪へざる俗調は君とわれとの心を取りて不倫と滑稽との境に擬せむとすのろはれたるもの梟の族...
高村光太郎 「智恵子抄」
...鳥居を潜(くぐ)ると杉の梢(こずえ)でいつでも梟(ふくろう)が鳴いている...
夏目漱石 「夢十夜」
...鈴ヶ森で白髮首(しらがくび)を並べて梟(さら)されたことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...森の梟(ふくろう)とか幻想の虹(にじ)とかいったハイカラなもので...
林芙美子 「私の先生」
...日暮れ前から梟(ふくろう)がホウホウと鳴く...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私は愚といふ言葉の代りに梟を用ひたのだよ...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...梟(ふくろう)の句は元禄七年頃の『蘆分船』といふ俳書に出て居るのが...
正岡子規 「病牀六尺」
...梟のことをある村はゴロスケといい...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...梟(ふくろ)のような眼玉を剥き...
吉川英治 「江戸三国志」
...六条河原に梟(か)けさらすこそ...
吉川英治 「私本太平記」
...とくに恐ろしがられている梟雄(きょうゆう)だのに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...獄門の前の樹に梟(か)けられるが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...京に梟(か)けて...
吉川英治 「日本名婦伝」
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