...例へば梟の聲の樣な...
今井邦子 「佛法僧」
...浮浪の盗賊からとにかく一城の主となった経路には梟雄(きょうゆう)の智略がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...つまらない梟(ふくろふ)が啼くから夜になるホー ホー ホー電気が暗くてつまらない御本を読むにも読まれない梟は暗くも目が見えるホー ホー ホーわたしは暗くちや目が見えぬお針も出来ないつまらない珊瑚の首かざりこの子に珊瑚(さんご)の首かざり七つになつたら買つてやろ桃いろ珊瑚は土佐の海七つに なれなれあしたなれ雲雀はどこに雲雀(ひばり)はどこにお空の海に...
野口雨情 「未刊童謡」
...琉球中世の梟雄阿摩和利(あまわり)を主人公とし...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...中山を睨らんで居た梟傑阿摩和利(あまわり)に備へんが爲めに...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...「あれはフィリップさんという梟(ふくろ)の夫婦...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...このアトリヱで「兎」「鶏」「梟」等の作品をつくり...
牧野信一 「心象風景」
...そして絶体絶命の梟であることも暫く堪えてゐたならば...
牧野信一 「円卓子での話」
...上野の森に今迄鳴いて居た梟ははたと啼き絶えた...
正岡子規 「夏の夜の音」
...お宮の松には梟(ふくろう)が棲(す)んでいたのじゃがと...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...西獄の※の木に梟(さら)したとあるそうである(古名録巻二九)...
柳田國男 「アテヌキという地名」
...曲りくねッたさも悪徒らしい古木の洞穴(うろ)には梟(ふくろ)があの怖(こわ)らしい両眼で月を睨(にら)みながら宿鳥(ねとり)を引き裂いて生血(なまち)をぽたぽた……崖下(がけした)にある一構えの第宅(やしき)は郷士の住処(すみか)と見え...
山田美妙 「武蔵野」
...討ち取った首を辻々に梟(か)けさせ...
吉川英治 「三国志」
...――吉田山の梟(ふくろう)は...
吉川英治 「私本太平記」
...梟雄に学才などあれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...京に梟(か)けて...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「……ほう!」梟(ふくろ)の啼くような声を出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...きょうも梟(ふくろう)が啼いている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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