...何だね……」いゝ鹽梅に...
泉鏡花 「遺稿」
...それともすぐ梅酢(うめず)をちょこに二...
海野十三 「空襲警報」
...臥竜梅(がりゅうばい)と解きます」「なんでやねン」「その心は...
海野十三 「軍用鼠」
...梅に鶯なんて、ほんとうにめずらしくない模様だわ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...梅を久地に探りし時も...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...鮭の脂と塩気とがいゝ塩梅に飯に滲み込んで...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...このお梅どんから後で意趣返しされるやなんて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「あゝ好い塩梅に止んだわ...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...青梅という町は、秩父連峰と、武蔵野の原との分岐点であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...梅子は令嬢の教育地が京都だから...
夏目漱石 「それから」
...「最初から俺は宗匠を疑つたが、梅木先生から、聾(つんぼ)の眞似は簡易に出來るものでないと聞いて迷つたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに續いて主人の妹お梅とが一團になつて飛び出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お梅は次の間で茶を入れ...
広津柳浪 「今戸心中」
...塩梅(あんばい)を確認しよう」ガンター調教師が明かりを持ってついてきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...お茶の茶受(ちゃう)けは塩でも梅干でもよかったのだが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...春になって気がかわって梅をたった一本...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...三度が三度おかずは梅干か味噌か古たくわんの尻尾で...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...だから、けふこの頃のやうに、梅雨がつゞくと、食ふ物も賣る物も無くなつてしまふ...
吉川英治 「折々の記」
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