...橋をくぐる前までは、二梃三味線で、「梅にも春」か何かを弾いていたが、それがすむと、急に、ちゃんぎりを入れた馬鹿囃子(ばやし)が始まった...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...そこの書類の詰まった一番奥にかねてマジャルドーのくれた新型の拳銃(ピストル)が一梃(いっちょう)しまっておいたことを...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...鐵梃(かなてこ)を才覺(さいかく)して...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...俄に変梃な気持になった...
豊島与志雄 「裸木」
...こんどはもっと変梃なのを聞かしてあげよう...
豊島与志雄 「道連」
...公然とピストルを二梃(にちょう)身につけてる男が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二梃(にちょう)のピストルを手にして混戦のうちにおどり込んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何んなら、同行しても――」「さ――」小太郎が、一足出ようとした時、勢いのいい五梃の駕が、川会所前の群集の中へ、割込んで来て、駕の中から「輦台、五梃、急ぐぞっ」と、怒鳴る声がした...
直木三十五 「南国太平記」
...そこで取巻いた二十艘(そう)ばかりの八梃櫓(はっちょうろ)の鯨舟が...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉄砲も一梃立てかけてあります――この二人の夫婦の悪党が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この一行はかなり物々しい乗物二梃に...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうすると、暫くして、行手の右の方の蜿蜒(えんえん)たる一筋路は伏見街道――やはり、すすき野原を分けて、見えつ隠れつ、一(ひ)い、二(ふ)う、三(み)い、三梃の乗物が、三人の従者に附添われながら大和路へ向って行くのを見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...梃子(てこ)でも動くまいとする平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある筈だ」「御門の前に駕籠が一梃」「それから」「飛脚(ひきやく)が飛出しましたね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」「金梃の行方だよ」部屋の中に立つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鋏(はさみ)一梃で器用に切れるじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梃(てこ)でも動かない...
服部之総 「黒船前後」
...とても變梃にさせてゐさうだつた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
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