...正当防衛ができるようにと一梃の古い連発銃に弾をこめた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ちょっと変梃な雰囲気で...
豊島与志雄 「崖下の池」
...変梃な感じだけがはっきりしていた...
豊島与志雄 「月かげ」
...「七梃だっ、急ぎ」と、いう声がしたので、振向くと、侍が七人、怒鳴っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「今し方、五梃、侍が乗って行かなんだかのう」「行かっしゃりました」「何の辺まで参っておろう」「さあ、この宿を――外れたか、外れんかぐらいでござんしょう」筆を、耳へ挟んで、立場の取締りらしいのが答えた...
直木三十五 「南国太平記」
...婦人を乘せた山駕籠が一梃森の方から湖の方へ私たちの前を通つて行つた...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...梃の先をグイと押しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて其の隙間からスルスルと伸びて來た鳶口(とびぐち)が一梃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――五梃づつ菰(こも)へ包んであるが」「よし/\」二人の船頭が船の中から取出して渡す菰包が二十...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十手一梃の清淨さを保たうと覺悟をきめて居る平次だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間もなく手頃な金梃(かなてこ)を持つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一梃の斧と鑿とでカンカンと手早く...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それからルグランは、自分で一梃(ちょう)の鋤(すき)を取り、ジュピターに一梃、私に一梃渡して、できるだけ速く掘りにかかってくれと頼んだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...どんなに言葉のうけ交しが変梃(へんてこ)なかたちにならうとも...
牧野信一 「環魚洞風景」
...鉄梃まで使って本当にごつごつ岩を掘って...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...殊(こと)に婚礼の約束まで済んだ上は梃(てこ)でもあの家を動く事はない...
村井弦斎 「食道楽」
...梃子(てこ)を入れましょう」「ぶしゅう」と伝七が喉(のど)にからまった声で...
山本周五郎 「さぶ」
...斧を梃子(てこ)がわりに箱の中へつつこんだ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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