...その問題には良い解法を案出した...
...彼女は新しい企画を案出した...
...困難な状況から脱するために新しいアイデアを案出する必要がある...
...このプロジェクトには、革新的な解決策を案出しなければならない...
...彼がこの発明を案出したことが世界中に知られるようになった...
...かくて政治家は神人の例に則って君臣の関係を案出した...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...彼はまた一策を案出したのである...
李光洙 「愛か」
...「決死の士」といふ六ヶしい熟語を案出し...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...まっさきに案出して...
太宰治 「春の盗賊」
...政務官の復活というような猟官心理と被認知欲望とを利用した抱きこみ乃至切りくずし策を案出しつつある...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...自分でいろいろな冒険を案出して...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...一枚の板木(はんぎ)にて緑色(りょくしょく)及び紅色(こうしょく)二度摺の法を案出するや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...春信が明和二年始めて多数の板木を用ゐて錦絵を案出したりし当時の制作は最も上乗(じょうじょう)のものにして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...他国へ進出して富を吸収して来るという新方向を案出したのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに一の秘法を案出致し候(そろ)……」はてねと主人は急に熱心になる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...恐らくは「英華字典」にスタチスチックに対して「統紀」という訳字を用いておったのに拠って案出したものであろう...
穂積陳重 「法窓夜話」
...すなわちこの化石の訳語は Fossiel(Fossil の和蘭語)に対して右書(原本は和蘭書)の訳者川本幸民氏が創めて案出した字面であろうと思う...
牧野富太郎 「植物記」
...故に茶人の茶を玩(もてあそ)ぶは歌人の歌をつくり俳人の俳句をつくるが如く常に新鮮なる意匠を案出し臨機応変の材を要す...
正岡子規 「墨汁一滴」
...前代未聞の拷問法や新式の人殺し法を案出するためにその知恵を研(と)ぐ人間があろうなどとは思わなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...曾て今あるものを案出せずには居られなかつた必要の源だけに...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...生活に適切ならざる符号を案出するはずがない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そして自由に歩む者は聡明な律を各自に案出して歩んで行くものであるということを知った...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...いわゆる五斗米教を案出し...
吉川英治 「三国志」
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