...衣桁(いかう)や鏡台ばかりである...
芥川龍之介 「好色」
...もっと桁ちがいの快速度が出る」「それが...
海野十三 「火星兵団」
...杭の上に橋桁をおいたり...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...帆桁はぐらぐら動き...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...自分にはかまわず片すみの衣桁(いこう)に掛かっている着物の袂(たもと)をさぐって何か帯の間へはさんでいたが...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...まるで桁が違うのである...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...」「え?」「桁……というんじゃないのかな...
豊島与志雄 「反抗」
...ゆうべ問題になった朱漆の井桁の葛籠(つづら)...
中里介山 「大菩薩峠」
...その桁丈(ゆきたけ)の極めて短いということだけです...
中里介山 「大菩薩峠」
...桁(けた)ちがいに若いだろうが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それよりも一桁(けた)も二桁も高い真空が得られているようである...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...大急ぎで入ったんですもの」お関の浜路の言葉はあまりにも常識の桁(けた)を外れますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家中の者を一人殘らず離屋へ呼んで來い」「合點」八は張り切つて飛んで桁きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの阿魔(あま)に飛付いて頬桁(ほゝげた)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何を女郎(ぢよらう)め頬桁たゝく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...水は井桁(いげた)の上に凸面(とつめん)をなして...
森鴎外 「杯」
...まるで桁(けた)違いなのだから...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...衣桁(いこう)にかけてある女着の丹前...
吉川英治 「江戸三国志」
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