...井桁樓(ゐげたろう)といふのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...答の二桁目はXであるが...
海野十三 「暗号数字」
...桁には、また新たに信号旗がするするとあがった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...これは除數の十位の數が3以下では二桁とならない(つまり33が9や23が6では二桁とならない...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...なぜなれば、上から四段目を見ると、三桁の数であり、その百位は9に始まっている...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...残りは8となって一桁となる...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...その臙脂の井桁模様は暗黒い井桁模様になってしまいます...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...桁網でこんな貝をこんなに沢山拾い集めてなにをしようと云うのだろう?……ね...
大阪圭吉 「死の快走船」
...なにを待ち恐れていたのでしょう? そして又桁網にいっぱい詰ったマベ貝――しかも早川は...
大阪圭吉 「死の快走船」
...あの巨大なる梁(はり)は帆桁(ほげた)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あんまり桁が違わねえのかい」「まあお前さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...嫂は例の傘を次の間(ま)の衣桁(いこう)に懸けて...
夏目漱石 「行人」
...橋桁の下から這い上った茫々たる頭の持主...
野村胡堂 「悪人の娘」
...馬の二三匹も殺せるほど入つてゐたといふこと」「それは何時のことだ」「あつしが行く二三日前で」「井戸へ石を投つたのは」「澤庵(たくあん)石の五六貫もあるのを井桁(ゐげた)へ載せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上に桁(けた)の如く薪を架(か)し...
森鴎外 「みちの記」
...桁(けた)外れにばかげた数字をあげた...
山本周五郎 「風流太平記」
...桁外(けたはず)れな話しが世間にはいろいろとございます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...するりと脱いだ上衣(うわぎ)をも衣桁(いこう)へかけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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