...梁(はり)又(また)は桁(けた)のような大(おほ)きな横木(よこぎ)で打(う)たれない限(かぎ)り大抵(たいてい)安全(あんぜん)である...
今村明恒 「地震の話」
...もし2以上であつたら四桁以上になるから不合理だ...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...桁網でこんな貝をこんなに沢山拾い集めてなにをしようと云うのだろう?……ね...
大阪圭吉 「死の快走船」
...物置の秤台に置かれた桁網の中からマベ貝を二ツ三ツ掴み出して来て...
大阪圭吉 「死の快走船」
...帆の下桁は滑車(せみ)を強くひっぱり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...この三桁(けた)と四桁(けた)の間に...
太宰治 「愛と美について」
...桁梁(けたはり)の雄渾(ゆうこん)(?)なところとを見ても...
中里介山 「大菩薩峠」
...闇の中の衣桁へ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の言ふのがあまりにも桁外(けたはづ)れです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...したたか浅吉に頬桁(ほおげた)を殴られて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...落つき拂つた圓三郎の頬桁(ほゝげた)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頬桁(ほほげた)を見舞はんとす...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...胸で弾(はじ)いた算盤(そろばん)の桁(けた)は合いながらも...
二葉亭四迷 「浮雲」
...早く着更えておきましょう」と衣桁(いこう)の方へ立ってゆくのでした...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...しかしいかに桁を違へて考へて見ても...
森林太郎 「高瀬舟」
...一つは彼の腕前が桁外(けたはず)れになったこと...
山本周五郎 「雨あがる」
...ほかの者とは桁(けた)が違うからね...
山本周五郎 「百足ちがい」
...桁(けた)と杭(くい)ばかりになっている箇所だの...
吉川英治 「新書太閤記」
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