...すなわち上から第四段目は□□9 とはならずして□9 の形となり、桁があわぬ...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...又しづまりかへつてゐた下方で突然又あの板切れの井桁積みがくづれる音がした...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...井桁くずしのお召の着物が軽やかに垂れてる下に...
豊島与志雄 「小説中の女」
...桁(けた)はちょうどお宅ののようにこしらえてあります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...桁梁(けたはり)の雄渾(ゆうこん)(?)なところとを見ても...
中里介山 「大菩薩峠」
...一桁くらい大きいのではないかと思われる...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...振子の振動をしかも六桁という恐るべき精度で測るのであるから...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...頬っぺたを嘗(な)める位のことが精々――一度お神さんのお余野へやった時は大変だったそうで――いきなり頬桁(ほうげた)を二つ三つ喰(くら)わせ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」さう思つて傍らの衣桁に気づくと...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...悪にしろさう大した桁外(けたは)づれではない...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...黒塗に蒔絵(まきえ)のしてある衣桁(いこう)が縦に一間を為切(しき)って...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...なにしろすばしっこいのと桁外(けたはず)れなことばかりするので...
山本周五郎 「桑の木物語」
...部落の中には桁外(けたはず)れな人間がいます」と岡村が云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...ほんとにあたしなんぞの苦労とは桁ちがいですわ」「ひとはみんなそう思うのよ」おようは蒔絵(まきえ)の細い櫛を取って...
山本周五郎 「ひとでなし」
...桁(けた)外れにばかげた数字をあげた...
山本周五郎 「風流太平記」
...帆桁やは空中を探るやうに動いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...衣桁(いこう)もあれば金屏風もあり...
吉川英治 「新書太閤記」
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