...六桁の暗号数字から...
海野十三 「暗号数字」
...車輌近くに陸橋のマッシヴな橋桁(はしげた)がグオーッと擦(す)れちがったのとが同時だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...やっぱり同じ三桁であるからには...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...桁網でこんな貝をこんなに沢山拾い集めてなにをしようと云うのだろう?……ね...
大阪圭吉 「死の快走船」
...片手で帆桁につかまり...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...大鳥居の柱は立っているが上の横桁(よこげた)が外(はず)れかかり...
寺田寅彦 「震災日記より」
...奥様」奥様は丁寧に畳(たた)みし外套(がいとう)をそっと接吻(せっぷん)して衣桁(いこう)にかけつつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...桁(けた)はちょうどお宅ののようにこしらえてあります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それから下の帆桁の上を走り出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...井桁(いげた)につかまって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...が衣桁の中には先客があつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまりにも桁外(けたはづ)れでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梁も桁もかたちがなくまっ黒に焼けきった焼棒杭(やけぼっくい)と灰の上に屋根伏せなりに瓦がドカリと落ちつんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...井桁格子(いげたごうし)の浴衣に鬱金木綿(うこんもめん)の手拭で頬冠(ほおかむ)り...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...渦巻をぐるぐるまわるたびに船は樽やそのほか船の帆桁(ほげた)や檣(マスト)のようなもののそばを通るのですが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...ご存じのように和尚は、井桁(いげた)、西郡(にしごり)ら重職の懇請によって招かれた藩の賓客であり、経典はもとより儒学、政治、経済にも精(くわ)しく、なかなか非凡な人物なのですが、時勢に対する見識には合点(がてん)のいかないところがあるのです...
山本周五郎 「失蝶記」
...矢矧の橋桁(はしげた)の陰へと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ひょいとビルディングの一番外側になっている鉄桁(てつげた)に足をのせた...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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