...これも結局こちらが根負けしてしまつた...
伊丹万作 「わが妻の記」
...私も根負け致(いた)しまして...
太宰治 「新ハムレット」
...大概の者は根負けをして了います...
谷崎潤一郎 「幇間」
...女のほうを根負けさせて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ついにジェハンじいさんは根負けしました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...私も焦りと根負け気味で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その鬱屈した気もちはいつかもっと悪い別な形で現れるにきまっている」モーナルーダオの熱情に根負けした形で...
中村地平 「霧の蕃社」
...さすがの環も根負けしたのであろう...
野村胡堂 「胡堂百話」
...しまいにはお艶ちゃんだって根負けがして...
正岡容 「寄席」
...とうとう根負けがしてしまって...
三浦環 「お蝶夫人」
...その初々しい學生の謝るやうな言葉が次第に根負けして...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...決して動かないので根負けした事があった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...董承も根負けして...
吉川英治 「三国志」
...こちらは根負けしてしまいましたし...
吉川英治 「小説のタネ」
...手紙か」根負けがして...
吉川英治 「無宿人国記」
...つまりはこっちの根負けである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...遂には根負けして...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...私たちはどちらが先に根負けするのだろう...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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