...この樹木の根株を取り除かないと、新しい植物が育たない...
...台風で倒れた木を処理するため、根株を引き抜く作業が必要...
...農家の方は、根株を引いて畑を耕すことが多い...
...木工作品を作る際には、根株を使って自然なデザインを表現することもある...
...この植物は、根株から新しい苗木を増やすことができる...
...どうかして躑躅の根株の間を眺めたりすると...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...川の附近の田畑数町歩一面に、激戦地の跡もかくやと思はせるほど、巨大の根株や、丸太が散乱してゐる...
太宰治 「津軽」
...木の根株が置かれてあり...
太宰治 「津軽」
...まっかに震えて杉の根株にまつわりついている一列の蔦(つた)の葉に...
太宰治 「二十世紀旗手」
...何ヲ書コウトイウ、アテ無クシテ、イワバオ稲荷(イナリ)サンノ境内ニポカント立ッテイテ、面白クモナイ絵馬眺メナガラ、ドウシヨウカナア、ト心定マラズ、定マラヌママニ、フラフラ歩キ出シテ、腐リカケタル杉ノ大木、根株ニマツワリ、ヘバリツイテイル枯レタ蔦(ツタ)一スジヲ、ステッキデパリパリ剥(ハ)ギトリ、ベツダン深キ意味ナク、ツギニハ、エイット大声、狐ノ石像ニ打ッテカカッテ、コレマタ、ベツダン高イ思念ノ故デナイ...
太宰治 「走ラヌ名馬」
...人の形をした五尺四五寸の高さの枯れた根株を殴るのであった...
太宰治 「ロマネスク」
...棍棒は繁茂した桑の枝を伝いて其根株に止った...
長塚節 「太十と其犬」
...ああ草の根株は掘つくりかへされどこもかしこも曇暗な日ざしがかげつてゐる...
萩原朔太郎 「青猫」
...うなばらにただよう屍根株のひげ根の波よせてにおう におう汐(しお)ざいの遠鳴り波がしらみな北にむく...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この木(き)はもと根株(ねかぶ)から七(なゝ)つの幹(みき)に分(わか)れてゐましたが...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...新しい芽の角が逞しく出てゐるしその根株にかくれたり...
水野葉舟 「かたくり」
...半分石炭に変った大きな木の根株が...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...そしてその根株のまはりから...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...海岸の西の堺(さかひ)のあの古い根株やその上につもった軽石の火山礫層(くゎざんれきそう)の処に行きました...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...半分石炭(せきたん)に変(かわ)った大きな木の根株(ねかぶ)が...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...そしてその根株のまわりから...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...次第に根株の自存力が衰えてきたものか...
柳田国男 「海上の道」
...根株の痕さえ少なく...
吉川英治 「随筆 新平家」
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