...私の考えの根本義は、自由と平等です...
...彼らは問題の根本義について討議した...
...この問題に対処するには、根本義から解決策を導かなければなりません...
...根本義の理解がないまま問題を解決してしまうと、将来的なトラブルの原因になります...
...この論文は、人権の根本義についての考察が含まれています...
...大革命の時代に世に率先して新しい時代の用兵術の根本義をとらえた結果であります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...一兵まで戦術の根本義を解せねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...尤も科学者の中には往々そういう大事な根本義を忘れて...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...此事が又あらゆる文學中で俳句といふものに獨自な地位を決定する根本義とも連關して居ると思はれる...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...狭義の又根本義に於ける政治事項(所謂政治・経済・社会)だったのである*...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ことごとく「自我の主張」を根本義にしている...
夏目漱石 「思い出す事など」
...詩画は不一にして両様なりとの根本義を立てたように記憶するが...
夏目漱石 「草枕」
...「根本義(こんぽんぎ)は死んでも生きても同じ事にならなければ...
夏目漱石 「行人」
...ところが歴史的研究だけを根本義として自己の立脚地を定めようとすると...
夏目漱石 「創作家の態度」
...幾分か根本義の解釈にもなろうかと存じて...
夏目漱石 「創作家の態度」
...此根本義から出立した代助は...
夏目漱石 「それから」
...その内面生活と根本義において牴触(ていしょく)しない規則を抽象して標榜(ひょうぼう)しなくては長持がしない...
夏目漱石 「中味と形式」
...人間の根本義たる人格に批判の標準を置かずして...
夏目漱石 「野分」
...両者の解脱(げだつ)は根本義において一致すべからざるものである...
夏目漱石 「野分」
...根本義から云うと...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...この絵巻物はその根本義に於て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...能の根本義に触れている点は三嘆に価するので...
夢野久作 「能とは何か」
...――まず、お訊ね申すが、祖廟(そびょう)の定めおかれた天下の法令は、その根本義と、箇条箇条を、いったい、世の誰と誰とに適用いたすものでございまするか」「この国の地上の人間、ひとりも余すものではない」「では、将軍職といえ、法の外に在ってよいものではございませぬな」「つ……つまらんことを訊くなっ」「いや、治世の重大事です...
吉川英治 「大岡越前」
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