...日本の下層社会は根本から駄目だ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...この根深い因襲を根本から剿絶(そうぜつ)する事が容易でなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...この事件は根本からくつがえって来る訳だが」「くつがえって来る...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...これを根本から覆(くつがえ)し去ろうとした所に誤りがあったのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...支那の持つこれと似たような性質とは根本から違っている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...その言語観の根本から改めることによつてのみ可能とされるのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...根本から研究して居るのである...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...凡(およ)そ侵略とは根本から種苗を異にしたものが即ち植民である...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...枯木ばかりが寫眞に適して居ると信じて居た謬想を根本から打破して峽谷を出た...
長塚節 「教師」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...詩に關する從來の常識を根本からくつがへしてしまつた...
萩原朔太郎 「青猫」
...意外にも空想が根本から裏切られた...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...すべてを根本からうちふるわせるような...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...十八サンチの一弾は豊国丸の煙筒(えんとつ)を根本からもぎ取つた...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...その癖は根本から改める必要があると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし要するに今日までの精神病の研究法を根本から引っくり返した行き方だという事は断言しておいてもいいね...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...根本からこれらの社会悪と個々の罪のありどころを突きとめ...
吉川英治 「大岡越前」
...矢の根本から折れてしまって...
吉川英治 「三国志」
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