...自分の生活を根本からやり直して...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...二葉亭のは根本から欧文に醇化(じゅんか)され...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...もはや根本から破れている...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...根本から生物学的の見方を加えて...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...その言語観の根本から改めることによつてのみ可能とされるのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...その左の耳を根本から削ぎ取ってしまった...
豊島与志雄 「秦の出発」
...根本から異なった性格の下に...
中里介山 「大菩薩峠」
...短かい毛の根本から何十となくあばたがあらわれてくる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...煤(すゝ)で錆(さ)び付いただね」これでは矢張り曲者が引窓から入つたといふ假定は根本から崩れてしまひさうでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...體質の根本から醫療されて來るのである...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...根本から表現の精神がちがっている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すべてを根本からうちふるわせるような...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...人間の霊肉を根本から震盪(しんとう)するものではあっても...
宮本百合子 「愛は神秘な修道場」
...物の考えかたを根本から立てなおす為...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...その癖は根本から改める必要があると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あらゆる文化の偶像を根本から転(くつが)えすこの声...
百田宗治 「君達に送る――新しい民衆の精神」
...根本からこれらの社会悪と個々の罪のありどころを突きとめ...
吉川英治 「大岡越前」
...自分の人格に対する信頼を根本から揺り動かした...
和辻哲郎 「転向」
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