...しかしこの根拠にもおそらく或る困難が生ずるであろうが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...またそういう事が何故に年賀状有用論の根拠になるかは...
寺田寅彦 「年賀状」
...フロイト主義による意識(精神)――夫は個人的意識であったことを忘れるな――が生理学的根拠に立って把握されているからというに外ならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...又これ等の根拠に取って代るべきより根本的な根拠を指摘するに適当な機会では...
戸坂潤 「科学方法論」
...自然科学がイデオロギー性を有たないということの根拠になるのではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...権威ある根拠によって立っているのだから...
戸坂潤 「社会時評」
...以上の根拠により...
戸坂潤 「読書法」
...フランスに於てはヴォルテールも亦理性の健全さを認識の根拠に数えている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それは数学的根拠以外の根拠に基づくものでなければならぬ」という公表があった...
中谷宇吉郎 「心霊現象と科学」
...余り大した根拠にはならない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...その論証は「時空観念は複数の不可分な部分から構成される」という単純な原理だけを根拠にしている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それが色食二欲という極めて常識的な根拠に立つ限り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すなわち正しい学問的根拠によればそれが実現するであろうとは考えられない仮定を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...こうした非難の一般的根拠については...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかもきわめてあやふやな根拠によってこじつけられる徳*である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その根拠には一五八五年一月十八日マティニョン元帥宛のモンテーニュの書簡があげられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誰々の作ということが美の根拠にさえなった...
柳宗悦 「工藝の道」
...その素姓年代などもそれぞれ史的根拠によって描出している...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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