...それでも世間は瞞着(まんちやく)されるかも知れぬ...
芥川龍之介 「芸術その他」
...瞞着(まんちやく)し合ふ生活が少くない...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...瞞着(ごまかし)の出来ない実印を用いるより尚確かの事として拇印を捺します...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...組織的瞞着の有力なる一分子である...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...その瞞着に對して...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...これらの組識的暴力と瞞着との協力者となり補助者となっている...
大杉栄 「征服の事実」
...――ロオペのうぬぼれとは反対に――スペインはすこしも「瞞着されて」いないのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...完璧(かんぺき)の瞞着の陣地も...
太宰治 「東京八景」
...殿下もシャアも! 見て下さい! 我々を瞞着(まんちゃく)するために大使館が寄越したこの電報を!」声を顫(ふる)わせてカ氏とジャヴェリとの悲憤の手に握りしめられていたクシャクシャの電報三葉は左のごとくに読まれた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この論はなはだ穏当着実もって俗人を瞞着(まんちゃく)するに足るといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...坪井が伯父さんを瞞着したように...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...あなたはほんとに瞞着家です...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忌むべき瞞着者(まんちゃくしゃ)となるわけです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...だが其時は病氣であつたからといふので一時先生を瞞着して居た...
長塚節 「開業醫」
...古来日本国の上流社会にもっとも重んずるところの一大主義を曖昧糢糊(あいまいもこ)の間(かん)に瞞着(まんちゃく)したる者なりと評して...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...この芝居にまんまと瞞着(?)された老人は...
牧野信一 「砂浜」
...掛取金を瞞着した...
牧野信一 「貧しき日録」
...よく出鱈目や茶羅鉾(ちゃらっぽこ)を云って他人を瞞着しようとする時又は気がさしたり図星を刺されたり素(す)ッ破(ぱ)抜かれたりした場合なぞに...
夢野久作 「鼻の表現」
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