...関東などでは寄居(よりい)といい根小屋(ねごや)と言い箕輪(みのわ)というのが...
柳田國男 「地名の研究」
...これと根小屋とはこの県にも大分ある...
柳田國男 「地名の研究」
...岡を縦貫する道路は城の大手の城戸に突き当って左右に分れて根小屋に下ること...
柳田國男 「地名の研究」
...または根小屋を控えるだけの勢力を持たなかった武士...
柳田國男 「地名の研究」
...三九 根岸及び根小屋東京と横浜とに一つずつある根岸という地名は...
柳田國男 「地名の研究」
...根小屋の小屋は屋形または殿に対する小家で...
柳田國男 「地名の研究」
...比企(ひき)郡松山町岩崎氏の古文書にも「松山根小屋の足軽衆云々」と見えている...
柳田國男 「地名の研究」
...さらに根小屋の語が遠く九州で用いられた一例がある...
柳田國男 「地名の研究」
...根小屋を焼き払い...
柳田國男 「地名の研究」
...『金沢江戸道中記』の上州倉賀野駅根小屋城跡の所にこう書いている...
柳田國男 「地名の研究」
...根小屋という地名の元の意味は定めてこの通りであろうが...
柳田國男 「地名の研究」
...やはり一つの根小屋があった...
柳田國男 「地名の研究」
...以前は根小屋と称えたものらしい...
柳田國男 「地名の研究」
...士屋敷のこれを繞(めぐ)ること根小屋または山下の城山に対すると一様である...
柳田國男 「地名の研究」
...土豪小代氏の掻揚城(かきあげしろ)の根小屋であったようである...
柳田國男 「地名の研究」
...彼には根小屋という小字に叔母がいて...
山本周五郎 「青べか物語」
...その鏑矢(かぶらや)に似たものを、強弓の達者が放つと、矢は笛のような叫びと火のツバサを曳いて、闇夜を翔(か)け、城のやぐら、兵の根小屋、どこへでも火ダネを落す...
吉川英治 「私本太平記」
...どこも七、八百尺の切り崖(ぎし)や急峻(きゅうしゅん)をなしており、上の台地は、さらに三段階となって、根小屋、高やぐら、一から四までの土塁曲輪(どるいぐるわ)を形成している...
吉川英治 「私本太平記」
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