...一本の高い木の根もとで...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...棒は根もとのほうほど...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...ぐるりとその根もとを一回りしたあとで...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...雑草とりをするように草の根もとをよくしらべて見ればね...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...鋭利な小刀で浅い傷をうっすらとつけるんだ」最初は根もとにと砂馬は言って...
高見順 「いやな感じ」
...ケシ坊主の根もとから...
高見順 「いやな感じ」
...昌さんは榛の木の根もとにおづおづと寄つてゆくが...
田畑修一郎 「南方」
...上のまん中の二枚の歯の接触点から始まった腐蝕(ふしょく)がだんだんに両方に広がって行って歯の根もとと先端との間の機械的結合を弱めた...
寺田寅彦 「自由画稿」
...椎の木の根もとの方へ行きました...
豊島与志雄 「椎の木」
...椰子(やし)の木の根もとにうめました...
新美南吉 「巨男の話」
...櫓(やぐら)は根もとからたおれ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...途方もなく高い一本のゆりの木の根もとまで...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...そして空は烈しい嵐のために鉛色となり――雨はその男の頭上を打ち――滝のように落ちて河は氾濫し――河水は烈しく泡立ち――睡蓮はその床に悲鳴をあげ――森は風に吹き砕かれ――雷は轟き――電光閃き――岩はその根もとまで揺れた...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...両手では前檣の根もとの近くにある環付螺釘(リング・ボールト)(13)をつかんでいました...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...その根もとに太古からの落葉や小枝を積みかさね...
本庄陸男 「石狩川」
...真先に矢代は栗の樹の根もとに倒れてしまった...
横光利一 「旅愁」
...曹操は根もとへ寄って...
吉川英治 「三国志」
...やぐら柱(ばしら)の根もとに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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