...余巻を開き、細玩するに、複する者は之(これ)を芟(か)り、闕(か)く者は之(これ)を補ひ、譌(なま)る者は之(これ)を正し、綜核究窮、直ちに原書の蘊奥(うんおう)を尽(つく)す...
石原純 「杉田玄白」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...それに金米糖の心核となるべき芥子粒(けしつぶ)を入れて杓子(しゃくし)で攪拌(かくはん)し...
寺田寅彦 「備忘録」
...仮に文学的表象のこの合理的核心なるものが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...抽象的で中味に核がないものなのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...百万ボルトの電源が原子核の人工崩壊に必要となると...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...「燃焼による凝結核の生成」という問題が基本になる...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...少数の雪の核だけを作る目的には適(かな)わない...
中谷宇吉郎 「雪」
...装置一号A 十時スタート、十一時核出現、十二時―一時電流〇・五A、無人放置、二時半結晶の状態を見て電流調節、三時半完成予定...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...――内からでも外からでも宜い」平次の問ひはヒタヒタと核心(かくしん)に迫つて行きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死後の生永遠的生の核心をなすは...
波多野精一 「時と永遠」
...その円球の内側の中核には真赤な火の塊りがとろとろと渦巻いてゐる...
原民喜 「心願の国」
...当時のヨーロッパでさえも結核という病気については...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...ルネッサンスの中核を嗅ぎあてることの出来た午前を...
横光利一 「旅愁」
...椰子が其果(そのみ)の核(かく)を殻皮(こくひ)の中(なか)に蔵(をさ)めて...
與謝野寛 「南洋館」
...この政策の核心は...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...この崇拝の核心には...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
...その死がちょうど師の教説の核心となるような独特な死を語っているのである...
和辻哲郎 「孔子」
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