...現今の急務は先ず東亜連盟の核心たる日満支三国協同の実を挙ぐるに在り...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ひどい肺結核に襲われている彼の細い腕は...
海野十三 「壊れたバリコン」
...医師から結核性脊髄炎といういよいよ前途の短い病であることを宣告された時に居士の頭には例の社会的の野心問題が頭を擡(もた)げて一時は烈しい精神の昂奮を感じたのであるが...
高浜虚子 「子規居士と余」
...僕の世話になっている「健康道場」と称するまことに風変りな結核療養所なのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...結核の有無を調べたりして...
徳田秋声 「仮装人物」
...抽象的で中味に核がないものなのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その核心においてはロマンチックな詩人である...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...而もこの中心的な本質的な核をつつむ肉体の生成は...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...結核性腹膜炎と聞いて眉を顰めた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...各原子核の電氣量は異なるにより...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...人間一人一人の核心のなかに灼(や)きつけられていた...
原民喜 「鎮魂歌」
...劇の核心が刻一刻...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...結核菌のために失っている僕も...
松崎天民 「友人一家の死」
...省三 すると僕は病人ですか?舟木 奔馬性結核と言うのがある...
三好十郎 「冒した者」
...わたしが求める核心にしっくりあてはまる理由をも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...踏み越え踏み越え中核へ肉薄した...
吉川英治 「三国志」
...みじか夜の残夢なお深し矣――秀吉方の要塞帯中核――中川瀬兵衛が守るところの大岩山の内も...
吉川英治 「新書太閤記」
...良兼のいる陣の中核と分ったわけは...
吉川英治 「平の将門」
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