...ふとするとそっくり栖鳳先生に似通ったもののあるのを感じさせられますが...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...そこに出された栖鳳先生の六曲一双「蕭條」は...
上村松園 「昔のことなど」
...己れ自身の隠栖(いんせい)の地を求めたゝめであった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...老人のお談義が直きに例の「鬼が栖むか蛇が栖むか」へ落ちて行きそうな形勢なので...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...その五国栖(くず)さてこれからは私が間接に津村の話を取り次ぐとしよう...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...思い切って国栖村へ出かけた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...その日のうちか翌日に国栖へ帰る...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...栗栖も追窮しはしなかった...
徳田秋声 「縮図」
...「山門の交衆(きょうしゅ)をのがれて林泉のうちに幽かに栖(す)んでいることは静かに仏道を修し...
中里介山 「法然行伝」
...十二橋ほんに潮来(いたこ)へおいでなら佐原来栖(いけす)にお茶屋がござらう姉さめしませうのう姉さ花のかむろが後朝(きぬぎぬ)の雨は涙で降るぞへのう一夜(ひとよ)かりねの手枕に旅の妻(おかた)と唄はれて明日は恥(はづか)し のう姉さ皐月(さつき)照れ照れ菖蒲(あやめ)も植ゑよお女郎(じよろ)見ましよか十六島は雨の降るのに花が咲く...
野口雨情 「別後」
...鬼の栖む所ではございますまい...
森林太郎 「高瀬舟」
...「……来栖さま」それは来栖道之進であった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...栖方は一層不満らしく黙っていた...
横光利一 「微笑」
...またそうかも知れないが、とにかく、もし狂人に見えなかったなら、栖方君は危いよ...
横光利一 「微笑」
...大尉の栖方は若若しいというより...
横光利一 「微笑」
...夜中ときどき梶は栖方を覗(のぞ)きこんだ...
横光利一 「微笑」
...棘(いばら)や枳(からたち)のようなトゲの木の中には良い鳳(とり)は自然栖んでいない――というのです...
吉川英治 「三国志」
...「おーい」深栖の手に答えながら...
吉川英治 「私本太平記」
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