...栖鳳氏も九江(キュウキャン)に下船の上...
芥川龍之介 「長江游記」
...出征高山(たかやま)の鳥栖(とぐら)巣(す)だちし兄鷹(せう)のごと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...むかし天狗が栖(す)んでいたところなのでしょう...
上村松園 「山の湯の旅」
...竹内栖鳳11・17(夕)文学者や画家(ゑかき)の許(とこ)へは...
薄田泣菫 「茶話」
...洛中ニ栖(すみ)カネテ西山辺ニ身ヲ遁(のが)レ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...思い切って国栖村へ出かけた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...ふと栗栖の声を思い出し...
徳田秋声 「縮図」
...馬はこれから約一里向の本栖(もとす)の村から引いて來るのだから今夜の内に命じて置かないと仕事に出てしまふだらうといふことであつた...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...虎も獅も栖より起き出る時かようにするが癖だから今まで何とも気に懸けなんだが...
南方熊楠 「十二支考」
...現に紀州では神社合祀(ごうし)を濫行し神林を伐り尽くして有益鳥類栖(す)を失い...
南方熊楠 「十二支考」
...明石には私の隠栖(いんせい)に適した場所があるでしょうか」入道は申し入れの受けられたことを非常によろこんで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鬼の栖む所ではございますまい...
森林太郎 「高瀬舟」
......
柳田国男 「海上の道」
...この事常楽時の栖安軒琳公(せいあんけんりんこう)幼少喝食(かつしき)の時...
柳田国男 「山の人生」
...この栖方の検閲にあって礎石を覆えされているとは...
横光利一 「微笑」
...栖方の生命は風前の灯火(ともしび)だと梶は思った...
横光利一 「微笑」
...また、海軍との関係の成立した日の腹痛の翌日、新飛行機の性能実験をやらされたとき、栖方は、垂直に落下して来る機体の中で、そのときでなければ出来ない計算を四度び繰り返した話もした...
横光利一 「微笑」
...栖方も死んだいま見る空に彼ら二人と別れた横須賀の最後の日が映じて来る...
横光利一 「微笑」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??