...家は増々(ますます)栄えけり...
巌谷小波 「こがね丸」
...木の花の栄ゆるが如くに栄えませと...
高木敏雄 「比較神話学」
...ずいぶん栄えた港らしく...
太宰治 「津軽」
...御代(みよ)も栄えまします...
谷崎潤一郎 「細雪」
...作の出来栄えからいつたら...
田山録弥 「三月の創作」
...わざわざ勦絶(そうぜつ)に骨を折らなくても当代の環境で栄えるはずはないであろう...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...作品の出来栄えについては...
豊島与志雄 「小説集「山吹の花」後記」
...やみくも問答に暫し市が栄えた...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...早くも蜿蜒(えんえん)たる行列が曳(ひ)き栄えられて来た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...この男はこざっぱりして見栄えがよく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...それらの中のある地方では農業は少なからず栄えており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これもやはり栄えてゆく商売が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...藁細工が栄えるのも当然であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ここの仕事の栄えたのを語ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...民藝として栄える日は二度とは戻り難いであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...金色の十字架が夕栄えの光りを受けて輝いている...
横光利一 「旅愁」
...藤原氏の栄えたころにも稀れなくらいであろうとさえいわれた...
吉川英治 「親鸞」
...これらの町々は数世紀来インド貿易に参加して相当に栄えていたのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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