...その晩は市が栄えたが...
泉鏡花 「婦系図」
...その家は今でも連綿として栄え...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...その家また富みかつ栄えていた...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...家富み子女栄えて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...結局昭宣公の長男たる時平の後裔(こうえい)は栄えずにしまって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...今も矢張金持で栄えてゐるであらうか...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...その人は逆に長く生き栄える...
知里真志保 「あの世の入口」
...また別な新しい日本文化となって栄えるのかもしれないのである...
寺田寅彦 「チューインガム」
...わざわざ勦絶(そうぜつ)に骨を折らなくても当代の環境で栄えるはずはないであろう...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...そのおかげでその家が栄えるようにという希望からだという事である...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...稲富流を併せて砲術家として栄えたのは...
野村胡堂 「江戸の火術」
...「あのころは非常に栄えた学校でしたよ...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...芸術なき国に科学は栄えぬことをも了解したのである...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...沖縄に栄えあれと叫びつつこの短い筆を擱(お)きます...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...将来正しい民藝がなおも栄えるように志さない限り...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...起こりまた栄えた業務であったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...栄え実った田辺家の盛んな姿に恵まれた幸運の徳を賞めたたえたくなるのだった...
横光利一 「旅愁」
...この稲田の草庵の栄えを嫉(ねた)み...
吉川英治 「親鸞」
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