...その瞬間に柿江の眼にまざまざと映って...
有島武郎 「星座」
...憂鬱な梨、葡萄、女の乳房のようにぎ口から絶えず乳を滴らす無花果、蜜柑、紅玉のような柿...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...其中庵へ行つた、屋根の茸替中だつた、見よ、其中庵はもう出来てゐるのだ、夏草も刈つてあつた、竹、黄橙、枇杷、密(マヽ)柑、柿、茶の木などが茂りふかく雨にしづもり立つてゐた...
種田山頭火 「行乞記」
...……柿若葉がうつくしい...
種田山頭火 「其中日記」
...・考へてゐる身にか(マヽ)く百舌鳥のするどく・太陽のぬくもりの熟柿のあまさをすゝる・てふてふたかくはとべなくなつた草の穂・昼も虫なく誰を待つともなく待つ十月六日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...戦死せる高市茂夫氏の遺骨にぬかづいて供へまつる柿よ林檎よさんらんたりなむあみだぶつなむあみだぶつみあかしまたたく蝋涙いつとなく長い秋も更けてわかれていそぐ足音さむざむひなたしみじみ石ころのやうにさかのぼる秋ふかい水が渡れない或る老人ひなたぢつとして生きぬいてきたといつたやうな十二月四日 曇...
種田山頭火 「四国遍路日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...渋柿)*ラジオの放送のおかげで...
寺田寅彦 「柿の種」
...桃や、栗や、柿(かき)や、みかんなど、そのうちには、一年中くだものがたえないやうになるでせう...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...岡村柿紅氏を頼んで大真面目で詫びに行く挿話もよかった...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...あたしがそれは渋柿だから...
水上滝太郎 「果樹」
...ちょうど徳田家の高窓(たかまど)の外にあった地境(じざかい)の大きな柿の樹の下に...
柳田国男 「山の人生」
...柿崎道場は出稽古が主で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...柿崎をおびきだすために...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私もいちど柿崎さん自身から...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...柿崎なにがしとかいう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...柿崎なにがしが、この湯島の家へあらわれたとき、丹三郎が見て、畑姉弟が誘拐されようとしたとき、新八に指図をしていた浪人者だ、と云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...信長は一隅の柿の木の下に佇(たたず)んで旭日(あさひ)にてらてら耀(かがや)いている真っ赤な実の...
吉川英治 「黒田如水」
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