...柿江はそわそわした気分で...
有島武郎 「星座」
...柿江は大黒座を左に折れて...
有島武郎 「星座」
...そう思うと柿江は自分というものがめちゃくちゃになってしまったのを感じた...
有島武郎 「星座」
...柿丘秋郎が、こんな妖花(ようか)に係(かかわ)るようになったのは、彼の不運ともいうべきだろう...
海野十三 「振動魔」
...この世にも奇抜な惨忍きわまる方法を見つけだした柿丘秋郎は室内を跳(は)ねまわって歓喜したことだった...
海野十三 「振動魔」
...僕は柿丘夫人から依頼をうけて...
海野十三 「振動魔」
...柿ガ岡病院から連れだしたのは...
海野十三 「超人間X号」
...洗って縫い直したものらしく、いくぶん小綺麗にはなっていたが、その布地の羊羹色と、縞の渋柿色とは、やはりまぎれもない...
太宰治 「服装に就いて」
...「柿内さん」と、急に光子さんが何やこうすこし改まった様子で、「わたしどうしてもあんたにお礼いわんならんことあるねんけど」いわれるのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...熟柿(じゆくし)を一つ買つてきておくれよ...
土田耕平 「お母さんの思ひ出」
...柿色の暖簾(のれん)に...
徳田秋声 「挿話」
...軒端一面に干柿が干してある...
外村繁 「澪標」
...樽柿と籾米とを換えて商うのであった...
豊島与志雄 「秋の幻」
...我は柿腹を抱えて衆に先だつて歸る...
子規 「闇汁圖解」
...柿崎兄妹一藤尾の箸は精進物の鉢にしかいかなかった...
山本周五郎 「新潮記」
...紅カリンの床板、黒柿の落し掛...
夢野久作 「名娼満月」
...柿色の袖を捲(まく)して一礼をなし...
吉川英治 「剣難女難」
...干柿(ほしがき)や糯(もち)の甘味で...
吉川英治 「新書太閤記」
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