...一家は柏木の方に一緒になつて...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...私――私の車夫がともいえる――は柏木氏の住所をさがし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「柏木(かしわぎ)には危険人物がある...
内田魯庵 「最後の大杉」
...柏木の茣蓙(ござ)など売っている店の主婦が私に会いたいというので会ってみた...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...柏木家でもまことに結構とある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...夫婦の中へ立ち入って好い工合に纏めることも出来ずそのままになっている中(うち)とうとう柏木未亡人方にも何か都合があって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...柏木(かしわぎ)の叔父(おじ)さんが...
太宰治 「千代女」
...」と泣きたい気持で、父の顔を見上げたら、父も、それはちゃんと見抜いていらっしゃった様子で、小さく首肯(うなず)き、「柏木の弟も、わるい気でやっているのではないだろうが、こちらでは岩見さんへ、なんと挨拶したものか困ってしまう...
太宰治 「千代女」
...柏木の叔父さんと同じくらいのお年(とし)の筈(はず)なのに...
太宰治 「千代女」
...」「私は柏木の方ですよ...
田中貢太郎 「蟇の血」
...第五日は入の波から再び柏木に戻り...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...雲如の一生は寛政詩学の四大家中に数えられた柏木如亭(かしわぎじょてい)に酷似している...
永井荷風 「向嶋」
...「ところで柏木の親分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形の」「柏木に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつもの御息所(みやすどころ)が出て来て柏木の話などを双方でした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その時に故人の柏木(かしわぎ)が自分は好きになったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは柏木の氏神鎧(よろい)大明神が...
柳田國男 「日本の伝説」
...柏木村では総オコナイともいって正月八日...
柳田国男 「年中行事覚書」
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