...枳殻垣(からたちがき)はやはり僕の行手(ゆくて)に長ながとつづいているばかりだった...
芥川龍之介 「死後」
...枳殼垣の外には椎(しひ)の樹が二三本...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...例えば「雪(ユキ)」のキには「伎」「企」「枳」などのどれを使ってもよく...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...森枳園は二十二であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」森枳園の阿部家に帰参したのは五月である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るに枳園は来なかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...時に枳園は年六十六であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年東京にある森枳園が「蘭軒遺稿」一巻を刊行した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...棠軒生前に枳園の寄せた書は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これより先枳園は文政四年に怙(こ)を喪って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...枳園を救おうとした人もあったことであろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...五百は戯(たわむれ)に絶交の詩を作って枳園に贈った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...何故(なにゆえ)に枳園が庭(さいてい)の門人として召し出されたかは知らぬが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...枳園らの主侯阿部正弘である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎が枳園と共に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...森枳園が躋寿館(せいじゅかん)の講師たるを以て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...保が枳園を訪うて、師範生徒の年齢の事を言うと、枳園は笑って、「なに年の足りない位の事は、己(おれ)がどうにか話を附けて遣(や)る」といった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...森枳園(きえん)と優とを開拓者の中(うち)に算すべきであろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
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