...枯芒(かれすすき)の原に話している...
芥川龍之介 「二人小町」
...(枯芒(かれすすき)の中に消える)小野の小町 どうしましょう?玉造の小町 どうしましょう?二人ともそこへ泣き伏してしまう...
芥川龍之介 「二人小町」
...つい/\と黄の走りつつ枯芒(かれすすき)風の夜の灯(ともしび)うつる水溜(みずたまり)十一月十九日 下山霜山招宴...
高浜虚子 「六百句」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...小笹と枯芒(かれすすき)の繁った道端(みちばた)に...
永井荷風 「元八まん」
...土手下の枯芒(かれすすき)の...
中里介山 「大菩薩峠」
...枯芒のなかを歩いた時に父からかういふ話を聞いたのである...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...赤ぼけたる小菊二もと三もと枯芒(かれすすき)の下に霜を帯びて立てり...
正岡子規 「雲の日記」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...枯芒の眞深い中に腰を下した...
若山牧水 「樹木とその葉」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
...枯芒を押し分けてこの古ぼけた道標の消えかゝつた文字を辛うじて讀んでしまふと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...ひと夜寢てわが立ち出づる山かげのいで湯の村に雪降りにけり起き出でて見るあかつきの裏山の紅葉の山に雪降りにけり朝だちの足もと暗しせまりあふ峽間(はざま)の路にはだら雪積み上野と越後の國のさかひなる峰の高きに雪降りにけりはだらかに雪の見ゆるは檜(ひ)の森の黒木の山に降れる故にぞ檜の森の黒木の山にうすらかに降りぬる雪は寒げにし見ゆ昨日の通りに路を急いでやがてひろ/″\とした枯芒の原...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
...枯芒を押し分けてこの古ぼけた道標の消えかかった文字を辛うじて読んでしまうと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...ひと夜寝てわが立ち出づる山かげのいで湯の村に雪降りにけり起き出でゝ見るあかつきの裏山の紅葉の山に雪降りにけり朝だちの足もと暗しせまりあふ狭間の路にはだら雪積み上野と越後の国のさかひなる峰の高きに雪降りにけりはだらかに雪の見ゆるは檜の森の黒木の山に降れる故にぞ檜の森の黒木の山にうすらかに降りぬる雪は寒げにし見ゆ昨日の通りに路を急いでやがてひろびろとした枯芒の原...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...三四丁も登ると崖は尽きて山間の枯芒のなかをとろとろ降りに降ることとなった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...枯芒を折り敷いて我等は暫く其処で休んだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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