...燈籠を侍女等の差置き果つるまでに...
泉鏡花 「海神別荘」
...彼は一々想い廻した結果ついに悟るところがあった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...歡呼の聲はしばし果つべしとも思はれる程であつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...縦(たと)いみずからが手にかけずともいかで遁(のが)れ果つべきぞ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...足の疲れ果つる時を待つよりほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつ果つべしとも思われぬ長広舌が展開されていることに...
中里介山 「大菩薩峠」
...こえ果つることもあらぬを...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...あのままで朽(く)ち果つるとは不憫千万(ふびんせんばん)だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何時果つべしとも思はれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いとしやいとしやこの身の影に鳴く蟲のねんねんころりと鳴きにけりたれに抱かれて寢る身ぞや眞實我身は獨りもの三十になるといふその事の寂しさよ勘平さんにはあらねどもせつぷくしても果つべきかても因業なくつわ蟲...
萩原朔太郎 「蟲」
...咲き初めから散り果つるまで白色で何時までたっても白花である...
牧野富太郎 「植物記」
...咲きしより散り果つるまで見しほどに花のもとにて廿日(はつか)へにけりに基づいたもので...
牧野富太郎 「植物知識」
...支那問題はいつ果つべくも見えず伊藤内閣も出来さうで出来ず埒(らち)のあかぬ事なり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...例の審判も果つるほどに...
森鴎外 「文づかひ」
...身すでに老い朽ちていつ果つべしとも知れず...
山本周五郎 「日本婦道記」
...何時(いつ)果つべしとも思はれず...
夢野久作 「白くれない」
...永劫(えいごう)の闇にやわかこのままに溺れ果つべき...
吉川英治 「親鸞」
...いつ果つべしとも見えない気しきなので...
吉川英治 「平の将門」
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