...)事果つれば、議官の一列樂聲と倶(とも)に階を下り、舍人(とねり)等を隨へて、美しき車に乘り遷(うつ)れり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かるが故に革命後の統一戦争が何時果つべしとも見えなかったのは自然である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...天地のあらゆる光も消え果つる思ひであつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...下り果つれば、湊川溶々として流る...
大町桂月 「鹿野山」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...青銅の 375利刄の爲に弱はり果つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「果つ、泊つ、竟、極、尽(ハテ)」等にも又無関係ではあるまい...
中井正一 「言語は生きている」
...足の疲れ果つる時を待つよりほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...容易に果つるとは思われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...赫々の戰果つて云ふ奴を新聞は判こ捺すみたいに毎日書いてやがつたものね...
林芙美子 「なぐさめ」
...牡丹散る日も夜も琴を掻き鳴らし遊ぶ我世の果つる如くに牡丹散るとそこで切つて読むのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...支那問題はいつ果つべくも見えず伊藤内閣も出来さうで出来ず埒(らち)のあかぬ事なり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...さなくては果つることなきが如き形而上學的諸論爭調停の方法である**...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その果つるところに旧(ふ)りたる石門あり...
森鴎外 「文づかい」
...いずれか秋にあわで果つべきじゃ...
吉川英治 「親鸞」
...因果つづきでまことに不倖せな三日市の源左衛門夫婦が...
吉川英治 「親鸞」
...酒戦の勝負はいつ果つべしとも見えなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??