...芸州より四国に渡り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いや、引連れて来るのは武田耕雲斎だけではない、武州、相州、野州、房州、総州の諸大名が、みな残らず水戸様に率いられて来る!それからまた一方、西の方から来るのは単に長州の毛利だけではない、備州も来る、雲州も来る、因州も、芸州広島も来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...芸州広島四十二万石の浅野長勲(ながこと)公と...
野村胡堂 「胡堂百話」
...防州芸州は無事では通られない」「なるほどね」「ところで高力左近太夫様は今年二十七...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一人は芸州浪人鞍掛(くらかけ)宇八郎――こっちに死んでいる浪人者だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人(ふたり)連れで霞ヶ関の芸州(げいしゅう)の屋敷に監禁されて居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...たしかこの時の感賞に芸州を貰ったかと記憶している...
柳田國男 「名字の話」
...だから僅かばかり西に離れて芸州の高田郡などに行くと...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...芸州の書物と人に呼せ申度念願に御坐候と...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...T 芸州広島弥生ヶ岡の花時雨S=弥生ヶ岡花が散る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...芸州はひと揉(も)みに潰されている」周防は自分の膝へ眼をおとし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ふたたび協力を芸州吉田の毛利輝元へ申し送った...
吉川英治 「黒田如水」
...芸州へ帰るようにすすめたがよい」といった...
吉川英治 「新書太閤記」
...疾(と)くに芸州(げいしゅう)へ行き着いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...広島の浅野芸州侯へすがって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...同族の三次(みよし)の浅野家でも、芸州の広島でも、鳴物停止(なりものちょうじ)があったというから、勿論、ここでは享楽的な音響は一切しない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...芸州広島へ左遷(させん)という報告なのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――以来芸州の福島正則(まさのり)...
吉川英治 「柳生月影抄」
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