...そのかわりに青白い煙草(たばこ)の薄けむりのようなものが浅間のほうから東南の空に向かってゆるやかに流れて行くのが見えた...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...東南の空は今真闇である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...東南の空際にも柱の如き雲が相応じて立った...
長塚節 「太十と其犬」
...足許の硝子戸越しに眺めると東南の空が炎のやうに真紅である...
北條民雄 「重病室日誌」
...その草山から不圖東南の空を眺めやると...
吉江喬松 「山岳美觀」
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