...少時(しばらく)の後茶店を出て来しなに...
芥川龍之介 「トロツコ」
...従って私の心の働きは二つの極の間を往来しなければならない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...恐ろしい事が出来しなくてはならないのである...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...平生往来しない仲でも...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...その頃から私とは段々疎遠となって余り往来しなくなったゆえ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...筆を執りて文を草することも出来しなり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...絶交したのではないけれどもなるべく往き来しないように話合いを附けたのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...先の母はれっきとしたる士(さむらい)の家より来しなれば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...平和は到来しなかった...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...人類が待ち望んでいたような平和は到来しなかった...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...そういう機会が自分には到来しないことを知らないではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これら国学派尊王論に由来しないで...
服部之総 「尊攘戦略史」
...印象に由来しない観念はあり得ない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いかなる推論や省察にも由来しないからであり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この台湾産の刺竹は植物学上にては新しき品にしてその学名の如きは発見後始めて出来しなり...
牧野富太郎 「植物記」
...女の子は来しならむとおもはれぬ...
森鴎外 「うたかたの記」
...用ありげに茶の間と厨の間を往き来しながら居間の気配に聞き耳を立てている様子であった...
矢田津世子 「父」
...千久馬とはあまり往来しないほうがいい」第二は足を停めて振返った...
山本周五郎 「はたし状」
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