...――第一その外に仕かたはない...
芥川龍之介 「闇中問答」
...(尤もあなたがたはその外に遺伝をお数へなさるでせう...
芥川龍之介 「河童」
...その外(ほか)多(おお)くの人達(ひとたち)からのお祝(いわ)いの言葉(ことば)が...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「その外に、この貯金帳が二冊あるのです...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...首だけ出しているんだよ」無論その外に考え方はなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...その外のせんたく場には...
江戸川乱歩 「影男」
...かの火車おとしの袈裟(けさ)といふ物その外の宝物古文書(こもんじよ)の類(るゐ)をも一覧(らん)せり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...道明寺(どうみょうじ)の餡入(あんい)り餅(もち)であったがその外側に糯米(もちごめ)のふかした粒がぽつぽつと並べて植え付けてあった...
寺田寅彦 「物売りの声」
...――おお小使いやその外(ほか)身の廻りのものは私がみんな心配してあげます...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...附記 伊賀越の仇討は、荒木方四人、又五郎方士分、小者ともで、合せて十一人と、藤堂家の公文書「累世記事」にも残っているし、その外俗書にも、同じであるが、一竜斎貞山(二代目)が、附人を三十六人にして、これが当って以来、すっかり、この方が一般的になってしまった...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...笑画の小間物屋番頭忠八みたいな宮島新三郎、その外、田中純、西条八十、村山至大、青野季吉、保高徳蔵、細田源吉、細田民樹...
直木三十五 「死までを語る」
...事物の根本的性質を究(きわ)めんとするに先(さきん)じその外形より判断を下して自(みずか)ら皮相的心理状態に満足せんとする事なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...頂上はその外輪で珍らしく巨岩が累積して荒い風景を作り...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...東京に生育した小説家の責務として私はせめてその外観丈けでも一見しておかうとおもひながら...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...その外にこの日はパンへバターをつけて少し食べて錫蘭(せいろん)の紅茶を飲みます...
村井弦斎 「食道楽」
...その外には何んでもない...
室生犀星 「天狗」
...いわゆる定石どおりにその外郭(がいかく)の敵を一城ずつ攻めて行った...
吉川英治 「黒田如水」
...その外城(そとじろ)をやっと踏み破ったばかりの頃だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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