...御約束の通りやめにしましょう...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...垢染みた衣服(きもの)に細紐の検束(だらし)なさ...
石川啄木 「刑余の叔父」
...七八十名のものがすべて手を束ねて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...袱紗包(ふくさづつみ)の札束らしいものを手にして...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それへの実行的な干渉をいつも約束している...
戸坂潤 「思想としての文学」
...お座敷の約束をつけて貰うことだった...
豊島与志雄 「操守」
...花束のごとく香(かお)り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すっかり旅装束(たびしょうぞく)になっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...長さん」「這入(はい)って一つ遣って来やしないか」「だって束修(そくしゅう)が要(い)るんだからね...
夏目漱石 「道草」
...ホテルの親爺が約束のスーツケイスを持って来ていた...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...束のうちを唯二枚...
樋口一葉 「大つごもり」
...絶えず束縛され――無理強(じ)ひに生得(せいとく)の性質の火を絶えず弱(よわ)めさせられて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...よろしいか――」旅装束の大沼喜三郎が前に出ていた...
本庄陸男 「石狩川」
...眉の濃い目のパチリとした派手やかな顔のこの貴婦人は夜目にも白牡丹の花束のような厚化粧で金ぴかずくめの西洋服に...
正岡容 「圓朝花火」
...存在の凡庸性は人間の社会性の発展を拘束し...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...「――そんな約束は出来ない」自分は...
宮本百合子 「刻々」
...皆結束を作って神出鬼没する...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...固く約束したことがある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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