...惜気(おしげ)なく束髪の鬢(びん)を掉(ふ)って...
泉鏡花 「婦系図」
...さて大(おおい)なる花束の糸を解いて...
泉鏡花 「婦系図」
...約束してくれますね?」と私は図に乗って強く念を押した...
太宰治 「惜別」
...コウカサスの花売娘がすみれの花束を妻のポケットへ押しこむ...
谷譲次 「踊る地平線」
...あるものは又繩により束ねらる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我々は約束通りに合流し...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...「約束の家で……...
徳田秋声 「仮装人物」
...極めて解釈の困難な併し約束に富んだものなのであるが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その束(つかね)を執って...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは手(て)つかずの分(ぶん)と一ト束(たば)...
一葉女史 「大つごもり」
...その約束も極(きは)めて置きたいねと微笑(ほほゑ)んで言へば...
樋口一葉 「わかれ道」
...二三原稿の約束があるのだが暇が無い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...約束の時間までは...
森鴎外 「追儺」
...矢三百本を一ト搦(から)げとした矢束一カは水を充たした桶ほどな重量である...
吉川英治 「私本太平記」
...御位(みくらい)は一代がわりに更迭(こうてつ)の約束でした...
吉川英治 「私本太平記」
...さきの誓書一束が供えられてあるのが一(ひと)しお目につく...
吉川英治 「新書太閤記」
...約束を交(か)わしたろ」「めっそうもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...かねがね婆とかたく約束してある問題の解決を今夜こそはっきり決めてくれることであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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