...その装束や打ち物は...
芥川龍之介 「偸盗」
...とし子と男との関係を束縛した上に...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...紙きれに書いた約束を守って...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...窓わくには白モスリンの布がやさしくかぶせてあり、壁には種々な額縁がかかっていて、面紗(かおぎぬ)をかぶらないベネディクト修道女の肖像が一つ、花束の絵が数個、それからまたトルコ人の顔までがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...リベルテーモラルとは我が精神心思の絶ゑて他物の束縛を受けず...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...覚束(おぼつか)ない足どりで出かけて行った……たしかにそれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お妻も覺束(おぼつか)なく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親類衆が束(たば)になつて飛んで來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...末(すゑ)のほど覺束(おぼつか)なければと言(い)ひかゝるを打(うち)けして...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...悪い烏鳴(からすな)きを聞いたといっては覚束ながり...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...「それだけはよせ」八束の声がした...
山本周五郎 「竹柏記」
...約束は約束じゃ...
夢野久作 「近世快人伝」
...縮れ毛を染めた束髪の頭を下げた...
夢野久作 「暗黒公使」
...九蔵氏が約束通り事務室で待っているところへ...
夢野久作 「二重心臓」
...千束の稲吉とその組の者とが見物のなかに紛(まぎ)れ込んで...
吉川英治 「江戸三国志」
...みんなが約束した手筈を...
吉川英治 「大岡越前」
...約束を反古(ほご)にしようと...
吉川英治 「親鸞」
...抱えていた装束台を...
吉川英治 「夏虫行燈」
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