...『杞の国にある男があった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...空虚なる樹木は倒れはしまいかという杞憂(きゆう)のために...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...或事の為め上京した杞陽君は...
高浜虚子 「椿子物語」
...菊の館(たち)五男それ/″\手をついて十一月十日但馬(たじま)豊岡、京極杞陽邸...
高浜虚子 「六百句」
...若しも吾人の豫言をして人の杞憂に止らしめば是れ皇天の特恩のみ...
竹越三叉 「深憂大患」
...愚かなるわれら杞人(きひと)の後裔(こうえい)から見れば...
寺田寅彦 「時事雑感」
...枸杞(くこ)の類(たぐい)時に従つて皆厨房(ちゅうぼう)の料(りょう)となすに足る...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...私の杞憂が真の杞憂に過ぎないことを知ることができることを...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...あなたは物狂わしくなるにはあまりに古典的だそしてあなたのE線はひとりでに鳴ることを止め朽ちるまで鳴ることを止めようとした―――それは単に私の杞憂だったか困難な...
槇村浩 「森山啓に」
...何とも名状すべからざるに至らんことを杞憂す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...天下再び乱れんとするの杞憂(きゆう)となり...
宮崎湖処子 「空屋」
...枸杞(くこ)の実の斑に残つたのは...
室生犀星 「冬の庭」
...それは杞憂(きゆう)であった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...これは果して私の単なる杞憂(きゆう)に過ぎないであろうか...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...口に合わないかもしれない」「桑茶だって」「桑の若葉と乾した枸杞(くこ)の実がはいっている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一種の杞憂(きゆう)です...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...上を見ない金吾の杞憂は...
吉川英治 「江戸三国志」
...果たして単なる杞憂ではすまなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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