...その時ポオル叔父さんは杜松の蔭で話し始めました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...杜松(ひば)などの植わった廂合(ひさしあ)いの狭いところへ入って...
徳田秋声 「黴」
...(*(註)杜松は檜類の喬木で...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...杜松(ねず)の実(み)は堅(かた)く...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...女(おんな)は杜松(ねず)の実(み)を落(おと)して...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...夫(おっと)は女(おんな)を杜松(としょう)の根元(ねもと)へ埋(う)めました...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...マリちゃんはその骨(ほね)を杜松(ねず)の樹(き)の根元(ねもと)の草(くさ)の中(なか)へ置(お)くと...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...杜松(ねず)の木(き)は又(また)元(もと)の通(とお)りになりましたが...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...「杜松(ねず)の樹(き)の」と歌(うた)うと...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...杜松は檐(のき)の蔭になった濡縁の近くに浅く坐って庭を見ていたが...
久生十蘭 「野萩」
...咲きませんのよ」杜松は顔をかしげるようにして...
久生十蘭 「野萩」
...杜松は瞼をふっくらさせて...
久生十蘭 「野萩」
...「ええ、幹(みき)はあたくし」杜松が立って行くと、安は滋子のそばへいざりよって、「滋さん、あなた気がついて?」鹿のような濡れた大きな眼で滋子の顔を見つめながら、「杜松さんって、あたしの孫なのよ」と、ささやくようにいった...
久生十蘭 「野萩」
...杜松は、生き生きした顔つきになって戻ってくると、心のうれしさを包みきれぬといったようすで、「山住さんからでしたのよ……そちらの昼食には間に合わないけど、かならず夕方までに帰るからと、おっしゃっていらっしゃいました」「お世話さま……ずいぶん長いお電話でしたのね...
久生十蘭 「野萩」
...利吉雄(りきお)さん」「あのひとのお嬢さんの杜松子(ねずこ)さんと巴里でおなじキャンプにいたんだが...
久生十蘭 「ユモレスク」
...杜松子は檐(のき)の陰になった濡縁(ぬれえん)の近くに浅く坐って庭を見ていたが...
久生十蘭 「ユモレスク」
...あなたは杜松さんを家へね」...
久生十蘭 「ユモレスク」
...ある時どこかの山の峡を石ころが滑りおちてはげ山の斜面を滑りはりえにしだと杜松(ねず)の乱れた茂みに落ち込んだとしても...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
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