...お作はこんもりした杜松(ひば)の陰を脱けて...
徳田秋声 「新世帯」
...松や杜松(ひば)に交(まじ)って...
徳田秋声 「黴」
...一本(ぽん)の杜松(としょう)がありました...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...杜松(ねず)の実(み)は堅(かた)く...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...あの杜松(としょう)の根元(ねもと)へ埋(う)めて下(くだ)さいね...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...杜松(ねず)の樹(き)がザワザワと動(うご)き出(だ)して...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...鳥(とり)は杜松(ねず)の木(き)へ棲(と)まって...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...杜松は檐(のき)の蔭になった濡縁の近くに浅く坐って庭を見ていたが...
久生十蘭 「野萩」
...咲きませんのよ」杜松は顔をかしげるようにして...
久生十蘭 「野萩」
...杜松が坐っているあたりは...
久生十蘭 「野萩」
...杜松は瞼をふっくらさせて...
久生十蘭 「野萩」
...杜松は、生き生きした顔つきになって戻ってくると、心のうれしさを包みきれぬといったようすで、「山住さんからでしたのよ……そちらの昼食には間に合わないけど、かならず夕方までに帰るからと、おっしゃっていらっしゃいました」「お世話さま……ずいぶん長いお電話でしたのね...
久生十蘭 「野萩」
...安と向きあって食事をしている杜松の顔のなかにも...
久生十蘭 「野萩」
...それが……」杜松は眼を見はって...
久生十蘭 「野萩」
...杜松子は檐(のき)の陰になった濡縁(ぬれえん)の近くに浅く坐って庭を見ていたが...
久生十蘭 「ユモレスク」
...杜松子さん、その奥さんに瓜二つなの」幹邦子(みきくにこ)が夫の利吉雄を捨てて欧羅巴へ駆落ちをしたというたいへんな評判で、新聞社の巴里と倫敦の支局は、本社からの命令で辛辣に邦子の足どりを追及した...
久生十蘭 「ユモレスク」
...やすと向きあって食事をしている杜松子の顔の中にもなにかしらそれと通じあうものが感じられ...
久生十蘭 「ユモレスク」
...「杜松子さんは」「庭を見るって」なるほど池の汀の萩の間でうらうらとした杜松子の後姿が見えていた...
久生十蘭 「ユモレスク」
便利!手書き漢字入力検索