...藤色の村濃(むらご)の打敷(うちしき)には同じ花の折り枝が刺繍(ぬい)で出してあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...萌黄村濃(もえぎむらご)の鎧に太刀を佩(は)いた真名女のすがたは五人の武者をはるかにぬいてみごとだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...小松(こまつ)つぶりに村濃(むらご)の糸をそえまして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...紺村濃(こんむらご)の直垂(ひたたれ)に...
吉川英治 「源頼朝」
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