...これは偶然のことであって決して俳句の精神と本質的に連関しているものとは思われない...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...ただこうした実験が自然科学の夫と本質的に異る点は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...仮に技術を動植物乃至社会人間の生産器官に本質的になぞらえたとすれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...吾々は本質的に種々なる空間が可能であることを許さなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...本質的にはあまり変っていないと言う人もあるが...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...本質的にかかるものではあるが...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...本質的にそぐわない環境の中へ強いて身を投じた者の感じねばならない肉体的な嫌悪というやつだろうか...
中島敦 「光と風と夢」
...しかもそれは本質的に必要なのである...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...神といふものの観念を始めて本質的に明かにして...
長與善郎 「青銅の基督」
...且つ原詩の詩的ムードをずつとよく本質的に捉へてゐる...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...さらに尚ほ本質的には...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...眞に本質的に「科學的」であり...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...『国富論』の著者のこの制度に対する反対論旨が本質的に誤っていることを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...本質的に違ったことである...
三木清 「人生論ノート」
...偽善が虚栄と本質的に同じものであることを理解しない者は...
三木清 「人生論ノート」
...第二にこの唯物論は本質的に実践的である...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...本質的に、会へがつがつ出るというような心理ではないから御安心下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは本質的には...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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