...われわれの食事とすべて肉類には何か本質的に不潔なものがある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どう本質的に関係するか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...すべて偉大な作家や芸術家は本質的に反順応主義者である筈だ」(一三六)...
戸坂潤 「読書法」
...それはその構造の内面機構の単純化をももたらせて本質的に遊離して私たちの前にもたらしてくれる...
中井正一 「うつす」
...科学とは本質的に抵触することではないと思って...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...本質的に異なっていても...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...本質的にクラシズムで...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...本質的には原典を中心としてこれに頼らねばならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...怒と憎みとは本質的に異るにも拘(かかわ)らず極めてしばしば混同されている...
三木清 「人生論ノート」
...我々は本質的に社会的存在であるとすれば...
三木清 「哲学入門」
...ギリシア人にとっては人間は本質的に社会的であり...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...本質的に私を私以外の他の存在に關係させる存在であり...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...主知主義者の假想は眞理が本質的に惰性的な...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...本質的に書き更へられることはない...
三木清 「歴史哲學」
...書き更へられる必要は本質的には存しないであらう...
三木清 「歴史哲學」
...はじめの放送委員会と本質的にちがうことは...
宮本百合子 「「委員会」のうつりかわり」
...本質的にはデマゴギッシュな団体内外の批判に対して事実で答える責任のある作家は一つでもいい作品を発表する必要があった...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...もっとも、石念のそれは、あの都から来たふたりの女性(にょしょう)がここに共に住むようになる前から、本質的に、なにか焦々(いらいら)しているふうが見えた...
吉川英治 「親鸞」
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