...同時に最も本質的な面は当然これを忌避しなければならぬことになる...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...しかしまたルクレチウスなしには科学はなんら本質的なる進展を遂げ得ない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...その本質的なものと非本質的なものを分け...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...多少本能的にこの本質的な関係を衝いたものが...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...その区別の本質的な意義とは...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...新聞の最も本質的な分類は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...偶然性と必然性との本質的な関係の一部分が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単行本とラジオ講演乃至ラジオ講義との本質的な差にもどるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...本質的な意味のあることだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文学の本質的な作用を読者の数量によって測定するという錯覚から...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...問題は研究者を救い得るほどの深い本質的な哲学的考察が少い点にある...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...そして本質的な変化は二人の作品活動が...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...やはり僕らはそれをすぐれた長篇小説の一つの特性から來る――たとへば近代のプルウストやトオマス・マンの長篇小説の持つてゐるのと同樣な――何か本質的なもののやうに考へても見たいと思ひます...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...更に極めて本質的な改善を受けたことを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...歴史を自然から區別するところの最も本質的な規定であるとさへ見られてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...もすこし本質的なことで一緒にやれることもあるのだし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その唯一の本質的な特性は軍職にあると信じ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(直観が美の認識の本質的な要素だという見解は...
柳宗悦 「民藝四十年」
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