...今それへ入り込む前に私たちは静止エーテルのローレンツ理論から最も本質的な部分を抽き出してみましょう...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...また本質的な線の力強さを味い得るように...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それは必ずしも必然な本質的な理由あっての事ではないという事は...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...一定の本質的な質的相違なのではあるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...片々たる(尤もその数は無限かも知れぬが)歴史的材料では本質的なものを導き出すには足るまい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夫々の思想現象の本質的な従って又時局的でさえある説明を与えることが...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...文学の本質的なものが生動し続けていないであろうか...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...芸術現象の本質的なる構造をあらわにしていると思う...
中井正一 「うつす」
...やはり僕らはそれをすぐれた長篇小説の一つの特性から來る――たとへば近代のプルウストやトオマス・マンの長篇小説の持つてゐるのと同樣な――何か本質的なもののやうに考へても見たいと思ひます...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...本質的な悪影響を与えることなくして...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それの本質的な根源的な意義に於て理解されなかつたのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...私の些事なるが如くあって実は本質的なものという点へ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本質的なものの見かたのことについて云われていること...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もすこし本質的なことで一緒にやれることもあるのだし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まったく真実の・本質的な・理性は(この名を我々は不当に盗んでいる)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本質的な致命的な原因は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...飜つては自分たちの過去に持つてきた本質的な物を失はないで...
吉川英治 「折々の記」
...自然が穀物とほとんどすべての他の財貨との間に設けた大きなかつ本質的な差異に留意しなかったであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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