...また本質的な差異のある...
太宰治 「フォスフォレッスセンス」
...多少本能的にこの本質的な関係を衝いたものが...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...現在に於ける新聞の本質的な区別でなければならぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...或る本質的な参照になるということだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...絶対的な本質的な区別は形而上学に陥るものであった...
戸坂潤 「辞典」
...このアナロジーがもしもっと本質的なものであるなら...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...歴史と文学との本質的な一面を説明するものであろう...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...多くの本質的な詩人を知っているからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...真の本質的な俳句であるほど...
萩原朔太郎 「冬の情緒」
...しかしその一方これこそわれわれの人生の――少くとも人生の詩の――最も本質的なものではないかと思わずにはいられない幼年時代のささやかな幸福...
堀辰雄 「幼年時代」
...やはり僕らはそれをすぐれた長篇小説の一つの特性から來る――たとへば近代のプルウストやトオマス・マンの長篇小説の持つてゐるのと同樣な――何か本質的なもののやうに考へても見たいと思ひます...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...極めて顕著な本質的な相違があるからである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この形象の本質的な要素は...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...そこに形といふものの本質的な特徴がある...
三木清 「人生論ノート」
...宗教は人間と動物との本質的な差異に基礎をもつてゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...新旧の文学の本質的なちがいは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...詩なども文集や教室ノートなどの本質的な発掘である「子どもの観察」から生まれている...
村山俊太郎 「『教室の記録』の編集を終えて」
...本質的な致命的な原因は...
柳宗悦 「民藝四十年」
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