...自分は君の本質的な危機を見ました...
太宰治 「風の便り」
...作者の主観以外には現象としての本質的な差を認めなくても結果においてたいした差はないようである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...説明されるべき事実そのものに本質的な直観像と考えられる時...
戸坂潤 「辞典」
...本質的な差別が重大視される...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文学の本質的な作用を読者の数量によって測定しようとする...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...芸術品の本質的な価値は...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...もっと本質的なものである...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...しかも文學の或る本質的な一點で...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...相互に何か本質的な差異を意味することを想定するならば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...本質的な根拠は何もない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...極めて顕著な本質的な相違があるからである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何でおとなしい技術出の個人にそんな椅子をゆずっておこう! 民自党の本質的なこわさが...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...私の些事なるが如くあって実は本質的なものという点へ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お前は実在的本質的な醜さを十分に持っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは生れながらに持っているわたしの本質的な問題に相当気をとられている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死は生とひとしく我々の存在の本質的な一部なのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし私の見方に何か本質的な基礎があり得るなら...
柳宗悦 「工藝の道」
...あれが岡倉先生の最も本質的な面であったのであろう...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
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