...滝田君は本職の文芸の外にも書画や骨董を愛していた...
芥川龍之介 「滝田哲太郎氏」
...現界(げんかい)の方(ほう)はそなたの方(ほう)が本職(ほんしょく)じゃ……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その本職の漁師たちは...
梅崎春生 「魚の餌」
...故(ゆえ)に本職は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...「開けるのは本職立合いの上で差し支えないが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...展覧会などで本職の画家のかいた絵を見ると...
寺田寅彦 「写生紀行」
...海の中で仕事をするのが本職だとはいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...本職の剣術をはじめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...農事にかけては七兵衛入道が万事本職で...
中里介山 「大菩薩峠」
...それら本職ならぬ連歌師と実隆との交際も始まった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...各人がその本職をよい加減にしていることから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「雪中梅」はお手の物で本職以上だが...
山本笑月 「明治世相百話」
...本職の源次よりかズット見込みが良い上に...
夢野久作 「斜坑」
...不良を本職にしなければ喰えないようになる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...しかし本職の内科医の斎藤さんが...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...仁太郎は、年上の羅宇屋も、本職の七之助も、土蔵(ぶんこ)破りは、名人だろうが、頭が低いな――とすぐ嘗(な)めてしまった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...天蔵自身こそ本職であるから...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分は真定州の生れで、苗字は孟(もう)、名は康(こう)、あわせて孟康(もうこう)といい、本職は船大工で、それも大江(たいこう)を上下するような大船造りが得意です...
吉川英治 「新・水滸伝」
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