...呑牛は新藏のこれ(と鼻を指さきではたいて)が殆ど本職の樣で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...新聞記者を本職として...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...女房は本職の美容師だよ」彼はのろのろと寝椅子から立ち上り...
梅崎春生 「狂い凧」
...僕は或る本職を持っている傍(かたわら)...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...帆村探偵は黙々と本職らしい鏝(こて)を動かしつづけた...
海野十三 「東京要塞」
...もともと鶉を飼うのが本職でもございませんから...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...近郷近在へ出て小間物の行商をやるのが本職で...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...時をえて今では本職になり...
壺井栄 「大根の葉」
...「あなたは本職の靴造りではないのでしょうね?」と...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...貨物車の機関車を利用して本職自らバートン・モスまで行く行く調査したるも何等の変事無し...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...与八にとってはドレが本職で...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれのは本職だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...破けたりして居りますが」「――」「伊八は左官が本職だと言ひましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本職の貴族以上に勇猛であったことをいうのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やれ本職の武略に無知であったとか油断をしたとかいって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...野郎……元ッカラ本職だったかも知んねッテ皆(みんな)...
夢野久作 「老巡査」
...あんな離(はな)れわざは本職(ほんしょく)の独楽まわしでもやれまいと思うが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...てめえたちはみんな本職を罷(や)めて隠居の身分にでもなったのか」「オヤ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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