...ミョウバンを食塩の結晶に適する結晶にするのを本職にしているものがいる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...「本職は東京警備司令官の職権をもって広く諸君に一言(げん)せんとするものである...
海野十三 「空襲葬送曲」
...故(ゆえ)に本職は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...帆村探偵は黙々と本職らしい鏝(こて)を動かしつづけた...
海野十三 「東京要塞」
...これがこの四十すぎの男の本職ではない...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...展覧会などで本職の画家のかいた絵を見ると...
寺田寅彦 「写生紀行」
...展覽會などで本職の畫家の描いた繪を見ると...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...そうして初めて本職の手に移し形式は前と同じことに和装日本紙にして第四冊「三輪の神杉の巻」第五冊「竜神の巻」第六冊「間の山の巻」第七冊「東海道の巻」第八冊「白根山の巻」第九冊「女子と小人の巻」第十冊「市中騒動の巻」までを出した...
中里介山 「生前身後の事」
...本職の捕物道具まで持出(もちだ)して...
野村胡堂 「十字架観音」
...のちにそれが本職の落語家(はなしか)になってから「本膳」や「百川(ももかわ)」なんて田舎者の出る噺のときにたいへん役に立ちました...
正岡容 「初看板」
...もちろん評論家は評論が本職なのだから...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...西村電機工場で会った桝本職長の顔ではないか...
森下雨村 「五階の窓」
...本職と心得ているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三人とも本職の土方あがりであり...
山本周五郎 「さぶ」
...しかし本職の内科医の斎藤さんが...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...月代(さかやき)の伸びた荒くれ男どもは本職の渡世人らしく...
夢野久作 「名娼満月」
...あらかた農を捨てて本職の煙火師に化けてしまったというのが伝えられているこの郷土沿革なのである...
吉川英治 「銀河まつり」
...掏摸(すり)は本職らしいが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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