...滝田君は本職の文芸の外にも書画や骨董を愛していた...
芥川龍之介 「滝田哲太郎氏」
...女房は本職の美容師だよ」彼はのろのろと寝椅子から立ち上り...
梅崎春生 「狂い凧」
...それに本職の漁師も時にこれに加わる...
梅崎春生 「魚の餌」
...本職にはあまり信用されないやうであつた...
太宰治 「津軽」
...女髪結(おんなかみゆい)の亭主で大工の本職を放擲(うっちゃ)って馬鹿囃子(ばかばやし)の笛ばかり吹いている男であった...
永井荷風 「伝通院」
...本職の方を少し休んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その方がすっかり本職になってしまったらしい...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...本職のフランス語教授が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...寳搜しは本職ぢやない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「本職のほかにブルンスウィックの仕事もやっているんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...モラリスト・エッセイストという彼の本職にとって最も大切な道具となるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...皆その本職をわすれて色ごとにいそしまないものはないことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...各人がその本職をよい加減にしていることから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「本職の鑑定家が...
山本周五郎 「末っ子」
...私はもう本職の仕事を忘れてしまった真剣さで...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼女達の三資本職業婦人はこうして次第に東京を横行し始めた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...洋食店にまで行き渡って第二職業を本職としているのが多い...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...大変な事になっちゃったね」「あたしドウしましょう」「ところで本職のロッキー・レコードの方の成績はドウダイ……」「それが又おかしいのよ...
夢野久作 「二重心臓」
便利!手書き漢字入力検索