...酒色を本格的に教えたのは三田村である...
梅崎春生 「幻化」
...精一郎は涙ぐましきまでに精根を傾けて本格的に帳簿の整理を行いましたが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...本格的に決行する場合の偵察的準備を行う...
高見順 「いやな感じ」
...演劇の勉強も本格的にはじめるつもりだ...
太宰治 「正義と微笑」
...かうしてしぐれもだん/\本格的になつてゆく...
種田山頭火 「其中日記」
...私の貧乏もいよ/\本格的になつてきた...
種田山頭火 「其中日記」
...寒さも本格的になつた...
種田山頭火 「其中日記」
...秋もいよ/\本格的になつた...
種田山頭火 「其中日記」
...冬も本格的になってきた...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...――尤も危機の性質がいよいよ本格的に現われるようになったのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞記者の社会的機能を本格的に検討して見れば新聞記者必ずしも所謂新聞記者につきないのであるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...更に本格的にこれを完成するのが...
中井正一 「言語は生きている」
...本格的に廊下を踏んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちとしたらはやく本格的に取調べてもらいたいところだが...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...もちろん平地競馬が本格的に始まれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...本格的に良くならなければ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...本格的に警備が強化された...
吉川英治 「新書太閤記」
...――そして叡山では、またぞろ、今夜も何度目かの山門の僉議(せんぎ)をひらいて、本格的に、吾々の念仏門へ対して、闘争の備えを立てなおし、一方には、政治問題にして、念仏停止(ちょうじ)の請願を院へ向ってする企(くわだ)てだと聞いた」「ふーム、それは容易ならぬことだ」「吾々も、じっとばかりしていたのでは、ついには、彼らのために、せっかくここまで築いてきた念仏易行(いぎょう)の門を、めちゃめちゃにされてしまうかも知れぬ」「上人は、どうお考えになっているのだろうか」「まだ、何もご存じあるまいと思う...
吉川英治 「親鸞」
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