...酒色を本格的に教えたのは三田村である...
梅崎春生 「幻化」
...本格的に両眼を開いてみると...
海野十三 「深夜の市長」
...前に本格的にきちんと配線したときには...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...病気は本格的に肉体をむしばみ始めたので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...油絵ではついにまだ本格的に画くまでに至らなかった...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...演劇の勉強も本格的にはじめるつもりだ...
太宰治 「正義と微笑」
...そして研究がいよいよ本格的に...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...寒さも本格的になつた...
種田山頭火 「其中日記」
...冬も本格的になってきた...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...如何に主観的な存在様式に就いてであると云っても、問題が技術なのだから、明らかに客観的な存在物に外ならない処の機械・道具等々に対して交渉を持つ点で、技術は、本格的に云って、元来物質的技術であることは断わるまでもない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...技術という概念を本格的に把握するにはまず第一に之を技術学(工芸学)的見地から見て行かねばならず...
戸坂潤 「技術の哲学」
...本格的にやろうと思ったら...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...しかもこういう流儀の料理も本格的に出来る純子夫人が...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...ひとつ本格的にいったらどうですかね」と...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...すでに何年か前にロシアへ本格的に逃げ去っていったことを...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...もちろん平地競馬が本格的に始まれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...もろもろの学問はいくら本格的に学んだところで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古来本格的に濃彩を施すのは相当修練を要したもので...
山本笑月 「明治世相百話」
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