...本格的に両眼を開いてみると...
海野十三 「深夜の市長」
...病気は本格的に肉体をむしばみ始めたので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...本格的に鶏肉の知識を漁った...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...精一郎は涙ぐましきまでに精根を傾けて本格的に帳簿の整理を行いましたが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...いかん」私の浅草生活が本格的になることは感心できないと朝野が言った意味がわかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...本格的に決行する場合の偵察的準備を行う...
高見順 「いやな感じ」
...寒冷も本格的になつた...
種田山頭火 「其中日記」
...如何に主観的な存在様式に就いてであると云っても、問題が技術なのだから、明らかに客観的な存在物に外ならない処の機械・道具等々に対して交渉を持つ点で、技術は、本格的に云って、元来物質的技術であることは断わるまでもない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...文学と哲学とが本格的に交渉するのは...
戸坂潤 「読書法」
...更に本格的にこれを完成するのが...
中井正一 「言語は生きている」
...本格的に廊下を踏んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...愈々暑さも本格的になって来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...冒険が本格的に始まっていると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...東京空襲が本格的にはじまつてから間の無い頃...
三好十郎 「肌の匂い」
...本格的に身構えをあらためた...
吉川英治 「三国志」
...風邪(かぜ)も本格的に癒(なお)ったとみえる」午(ひる)ごろ...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は最初一揆の集団を型通りの軍隊の如く取扱って本格的に取組んだ...
和辻哲郎 「鎖国」
...『枕草紙』の原典批評がいよいよ本格的に始まったと思えたからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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