...段々とその本来の形態を失ひ...
知里真志保 「アイヌ族の俚謡」
...心理学者も亦自分の取り扱う空間を本来の形に於ける空間と想像し易い...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...而も技術がその本来の形態と本来の意味とに於ては物質的技術でなければならない限り...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...なぜなら文献学的解釈の本来の形態は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...形式的論理学本来の形式性と機械的性質とを...
戸坂潤 「辞典」
...本来の形のとおりに完全に発達する...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...慈悲のムチなんてえ文句は」「こやつ!」楊志(ようし)が本来の形相を現わして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかし「同種の描写をまとめて記す」のが本来の形であるかも知れぬという見当をつけて右のごとき精細な異本対照をやれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...いずれが本来の形とも言えぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??