...当初これは未来の世界があると面白いなという科学の問題に対する楽しみがあったんですが...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...その翌日の行動を僕にいいあてられたんじゃないか」辻ヶ谷君がなんといおうと未来の世界へ旅行ができるなどというふしぎな器械が...
海野十三 「海底都市」
...僕は外から君を未来の世界へ送ってあげるよ...
海野十三 「海底都市」
...未来の世界的王国の建設に向かって邁進(まいしん)するローマの軍隊にすぎません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...見渡すかぎり分別で充満しているような未来の世界のただ中で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...しまいには遠き未来の世を眼前に引き出(いだ)したるように窈然(ようぜん)たる空の中(うち)にとりとめのつかぬ鳶色(とびいろ)の影が残る...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...未来の世まで反語を伝えて泡沫(ほうまつ)の身を嘲(あざけ)る人のなす事と思う...
夏目漱石 「倫敦塔」
...未来の世界に希望が持てるのだと思うとうらやましい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未来の世を考えながらも物思わしくしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未来の世は別としてこの世でははかない姿にお変えさせになったことで萎(しお)れておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未来の世では一つの蓮華(れんげ)の上に安住しようと約束しておいでになる御夫婦であっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未来の世のためにいっさいを捨てて仏弟子(ぶつでし)の生活にもおはいりになりたいのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それよりも未来の世のお約束のほうをお信じしていていいかもしれないと思うことで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この世から未来の世のことまでが思われて身にしむものだ」こんなことを紛らして言いながら薫は出て行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未来の世界での交わりを約していながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これに妨げられずに未来の世界を思うようになりたいと私へ悲しいお話があったものですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この頸輪をさせて彼を(未来の世界へ行かないようにと)引留めているのであった...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
...未来の世にまさに菩提を得べし...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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