...工場での生産ラインで、未成品を組み立てる作業をしています...
...未成品のまま出荷してしまうとトラブルになるので、常に品質管理に気を配っています...
...新商品を開発するにあたり、未成品のサンプルを作成し試験的に使ってみます...
...もう少し手を加えて、この商品は未成品から完成品へと変化するはずです...
...未成品のまま保管する場合、腐敗や変質のリスクがあるので、短期的な流通が望ましいです...
...しかし第一の「徳川家康篇」だけは幸ひにも未成品に畢(をは)つてゐない...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...流行の大なる未成品のごときは...
芥川龍之介 「校正後に」
...芸術の境に未成品ある莫(な)しと...
芥川龍之介 「骨董羹」
...未だ未成品であつた為に色々の批議を免れなかつた口語詩に対して...
石川啄木 「弓町より」
...長谷川時雨(しぐれ)様のやうな立派な方が何と云つてもまだ未成品の私共と一緒に筆をとつて下さることを本当にうれしく感謝いたします...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一六年一月号)」
...未成品のままブロンズにして永久に作者を偲ぶことにしたのです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その実験は未了でその結果は未成品に過ぎないが...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...それは如何程立派なものであつたにしても要するに其の次の時代に来るべき完成品を誘起する準備期の未成品としてのみ専ら価値があるのである...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...今なお述作中にかかる未成品(みせいひん)に過ぎなかった...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...それから今の日本の方のは自分で自分の絵は描くけれども未成品である...
夏目漱石 「模倣と独立」
...且つまた「未成品」でさへある所にある...
萩原朔太郎 「青猫」
...どこかに鋭いものをもっていそうな感じがするが、未成品である...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...壜型の凹凸にやゝ線の細い陰影がうかゞはれる程度の未成品で誰の肖像であるか判別もつかなかつた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...未成品的な琴を聞かせなさいと言えば遠慮をせずに弾きますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そは今し鉄床(かなとこ)の上より取上げしばかりの未成品...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...未成品とはいえ画面の構図と線にいちじるしい精神主義が顕れ...
横光利一 「旅愁」
...明治大正の新しい詩歌に未成品が多いとはいえ...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...自分はまた男達と一緒に先生の未成品を眺めて居る事が出来るのであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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