...そこで二十三日から木挽町の向陽館に煩を避けた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...◎木挽町(こびきちょう)五丁目辺の或る待合(まちあい)へ...
関根黙庵 「枯尾花」
...木挽町、田中家...
高浜虚子 「五百五十句」
...と申し候は今方木挽町なる後家の許(もと)にて別れ候得念なり...
永井荷風 「榎物語」
...夜木挽町田川に徃き浦里を語る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...余は櫓下の妓千代菊等と車にて木挽町の小玉亭に徃く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...お帰りは丁度夕涼(ゆうすずみ)の刻限かと存じまして先ほど木挽町(こびきちょう)の酔月(すいげつ)へつまらぬものを命じて置きました...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...鶴見組の方でも急遽木挽町...
久生十蘭 「魔都」
...劇場は木挽町(こびきちょう)の河原崎座であった...
森鴎外 「細木香以」
...帰路木挽町に寄った...
山本周五郎 「青べか日記」
...木挽町へ移ってから姿を消したという...
山本周五郎 「さぶ」
...木挽町では兄の敬二郎に三番めの子が生れ...
山本周五郎 「末っ子」
...「その人が木挽町へいったのか」「いったよ...
山本周五郎 「末っ子」
...「しかしこれは木挽町が譲り受けることになっている筈ですよ」と云った...
山本周五郎 「末っ子」
...木挽町五丁目は森田勘弥(かんや)の芝居が建ったが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...汐止(しおどめ)の橋から木挽町へ出て...
山本周五郎 「山彦乙女」
...谷町から木挽町へゆくと...
山本周五郎 「山彦乙女」
...……みんな木挽町だって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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