...木口(きぐち)は余り上等とも思わなかったが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...一彦は命を助けてくれた炭やき爺さん木口公平(きぐちこうへい)にあって...
海野十三 「怪塔王」
...まだなまなましい白い木口(きぐち)が...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...古いがしかし木口がよろしい...
高田保 「貸家を探す話」
...木口ががっしりと作られている代り...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...飛騨の国は山国だけあって木口はいいな...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当に入念の木口――炉も切ってあれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...金茶や木口は、武芸もやっぱり芸のうちだから芸娼院へ入れろ、刺身のツマでもいいから入れろ、と捻(ね)じ込んで来ているのだが、どうも、さしも悪食(あくじき)のビタにも、こいつはちっと買えねえよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...木口や金茶の大御所流を入れることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさしく木口勘兵衛尉源丁馬...
中里介山 「大菩薩峠」
...木口のことも何んにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素晴らしい木口で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木口の新らしさを見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木口も確(しつか)りしてをり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新らしい木口(きぐち)の家が沢山建っていた...
林芙美子 「田舎がえり」
...木口(きぐち)のいい家で...
林芙美子 「落合町山川記」
...うしろに湖を見る落葉松林(からまつばやし)の中にすべて新しい木口の宿殿が建てられてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...わずかな木口であるが切り人(て)の非凡な手の冴えが光っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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