...わらくずや木切れに...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...ちょうど、わたしたちが、小さい木切れを、さまざまな形にならべてあそぶ、あの「中国遊び」というのに、似ていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...近所の森とも云ふやうな草叢の中を探険して其等の木切れを選ぶのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...黄色のクルミの葉または木切れに鉛筆で書いた名前であることもある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あるいは木切れにするのであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...木切れの上はそういう格闘者でいっぱいで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わたしは木切れのあいだの日のあたっている小さな谷でおたがいに抱きあって堅くはなれないひと組を見まもった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...木切れが多ければ多いほどそれはわたしに愉快な仕事を思い出させるに一層役だった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...炉のうえには彼がけずった木切れの山があり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...同樣にして鉋(かんな)の如くに運動(うんどう)さする仕方も有り一片の木切れに細(ほそ)き棒(ぼう)の先を當てて錐(きり)の如くに揉(も)む仕方(しかた)も有るなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...もう少し詳しく水に浮かんでいる木切れか何かの運動を注意していると...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...岸の凹みには、木切れ、竹、下駄などが、浮いていた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...七輪に木切れを焚(た)き部屋をあたためる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...木切れを盗んで来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...身の滅亡に直面して周章狼狽した悪魔どもが四方八方へもがきるのを、先きから監禁されてゐた亡者たちが、笞や、木切れや、そのほか手当り次第の得物で打擲しながら追ひしてゐる図である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...」彼はかう思つて、堅い木切れか、石ころが欲しくなつた...
平出修 「夜烏」
...家具の木切れもなかった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...三本の木切れを取って...
山本周五郎 「季節のない街」
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